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ページ22

※『宝石病』宝石を吐く度に、一つ記憶が無くなっていく病気。改善方法は不明。


「…次、宝石を吐いたら、貴女の事、忘れちゃうかもしれない、それが怖い…怖いの」


芥川龍之介
「例え貴様が僕を忘れる事があったとしても、」
「僕が貴様を忘れる事は無い」
だから安心しろ、とばかりに涙を雑に拭う。
「(こんな些細な瞬間でさえ、事細かに覚えていたくなる)」


中原中也
「そん時はまた一から始めるか」
俺は意外と根気強いぜ?と笑う彼に、余計涙が止まらなくなる貴女。
「ッな、お前、なんで泣くんだよ!今、元気づけてやってんだろ!」


森鴎外
「流石に私でも治しようがない、御免ね」
泣きじゃくる貴女を抱き締めると、その熱を伝える様に何度も何度も耳に接吻を落とす。
「君が私を忘れてもね、私は君の事を変わらず愛しているよ」


坂口安吾
「…きっと大丈夫、なんて都合の良い事ばかり考えてもいけませんが、」
もう駄目だ、と嘆いてばかりでもいけませんよ、と優しいデコピンをする。
「これでも逆境は慣れていますから、」


フョードル・ドストエフスキー
「貴女から生まれたこんなに綺麗な宝石が、貴女を苦しめるなんて、皮肉なものですね」
彼の髪がさらりと揺れて、貴女の目の縁をなぞる。
「…心配しなくとも、僕が何とかします」
彼は本気で何とかする心算。


条野採菊
「”無辜の民を守る”…私はそれ以上に守らなければならないものがありましたね、」
外套を脱ぐと、涙で震える貴女に羽織らせる。
「(…貴女の為なら、どんな犠牲も厭わないと云うのに)」
「(貴女はそれを許してくれないでしょうね)」


末広鐵腸
「…A」
「今、俺にして欲しい事はあるか」
貴女が小さく、傍にいて欲しいと呟くと判った、と頷く。
二人で腰を降ろすと何気無い話をし、貴女が涙を忘れて笑う時までずっと一緒に居る。

*ギルドの団員だった→←*貴女が宝石病になった



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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイアさん» 返信が遅くなりすみません!数ある作品の中から、見つけてくださってありがとうございます!これからもお互い頑張りましょうね! (9月25日 9時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
ノアヰ・イヅナ・ヴァンパイア(プロフ) - 初コメント失礼します!私は最近こちらの小説を見つけ、とても気に入ってしまいました!更新が来る度にいつも楽しく読ませていただいております!これからも頑張ってください!邪魔なコメントですが私も夢小説書いております! (6月10日 18時) (レス) @page11 id: de06029f04 (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» いえ赤いのとこだけみて停止中ですと作者様いってもタチの悪い人は再開って書いてますよね?と言いかねんのでよかったです (2022年11月25日 22時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - サキさん» 訂正するのを忘れていました!ご指摘ありがとうございます! (2022年11月25日 22時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
サキ(プロフ) - もちのあじさん» リクエストではありませんが赤いところが再開になり下がリクエスト停止になってるので読者が混乱するのでなおした方がいいと思いますよ? (2022年11月25日 17時) (レス) id: 4d7646cafb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年7月18日 19時

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