【文スト】文豪さん、反応記録帳。十一冊目

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「貴方、面白い人ね！…あ、いけない…あんまり馴れ合ってるとフィッツジェラルド様に怒られるわ…」

※モビーディック号の件の後の、”新生ギルド”の団員という事にさせて頂きました。


芥川龍之介
「…馴れ合っている訳では無い」
その言葉に、またまた…照れなくて良いんだから〜と笑う貴女。
ひらひらと手を振ってリーダーの元へと歩き出した背中を見つめる。
この気持ちを自覚するまでは時間の問題。


中原中也
「あの成金野郎かｯ痛てぇ！！！」
一寸、誰が成金野郎ですって？？と、彼の頬をグイッと抓る。
「事実だろ！それよりも、手前やってくれたな…」
この！とやり返す彼。
とても敵組織同士とは思えない。


森鴎外
「其れはいけない…彼は敵に回したくない人の一人だからね」
貴方にもそんな人が居るのね、どんな人でも跳ね返しちゃいそうなのに、と笑う彼。
「…嗚呼、居るよ」
「(目の前にもね)」


坂口安吾
「では、これで」
小さく頭を下げると、来た道を引き返そうとする彼。
ま、待って！と呼び止めると、何です…？と訝しげに問う。
今度は友達として逢いましょう？と、笑えば眉を下げてしょうがないですねと答える。
「(貴女のお願いに、いつからこんなに弱くなったんだ)」


フョードル・ドストエフスキー
「そう、提案があるのです」
ぱっと目を輝かせる彼に、首を傾げる貴女。
「ギルドを辞めて、僕の元へ来ませんか」
その言葉に、気持ちだけ頂いておくわ、有難うと返す。
「(…そう云うことなんて、お見通しですよ)」
何がなんでも貴女を引き込む心算。


条野採菊
「貴女は変わった人ですね」
…嗚呼、勿論良い意味でですよ？と笑う彼に、後付けしても無駄よ、と笑い返す貴女。
「(…この機会を逃したら、次に逢うのはいつでしょうか)」
ふとそんなことを考えて、恋心を自覚し始める。


末広鐵腸
「…俺は面白くないと思うが」
そういう所よ、とクスクス笑う貴女に、細かいことは気にしなくて良いかと息をつく。
「Aの表情の方が面白い」
コロコロ変わって目を離したく無くなる、そう呟くと顔をほんのり赤く染めた貴女と目が合う。

＊彼の元カノである貴女が、彼女の居る彼に告白した→←＊ギルドの団員だった

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