【文スト】文豪さん、反応記録帳。七冊目

＊彼と一緒にフライドポテトを作った ページ39

「宴会でフライドポテト…この位の量で足りるよね」


中島敦
「僕…そういえば、フライドポテトを食べるの初めてです…！」
隣でこんがり揚がっていくポテトを、キラキラとした目で見つめる。
「…美味しそう！あ、味見して良いんですか！？」


太宰治
「偶には中毒的(ジャンキー)な食べ物も良いね」
二人でエプロンをして台所に並ぶ。
「こうしていると、新婚みたいだね？」
首を傾げながらにっと笑った彼に、「何それ」と笑い返す貴女。


国木田独歩
「明らかに油の取りすぎだな」
そう云いながら、テキパキと揚げていく。
「敦が喜びそうだ」
その横顔は正に父親そのもの。
お父さんみたいと呟くと、「違うわ！！」と怒られる。


福沢諭吉
「キッチンペーパーで油を吸い取るのと、味付けを頼む」
かなり手際の良い彼。
「揚げるのは私がする…油が跳ねるだろう」
危ない事は自分がしたい。
貴女のエプロン姿を見て愛おしさを感じていたり。


江戸川乱歩
「わっ！！熱！！」
跳ねた油が彼に散って吃驚。
変わりますよ！と手を差し出すと、手を押し返される。
「君にこんな事させられる訳無いでしょ」
その言葉が嬉しくてふふっと笑うと、自分の発言を自覚して恥ずかしくなる彼。


綾辻行人
「頭が痛くなりそうな量だな」
貴女に借りたエプロンをつけると、塩の瓶を片手に貴女が揚げていく様子を眺める。
「特一級危険異能者が、フライドポテトに塩を振っているなんて誰が思う」
面白くてくすくす笑うと、デコピンされる。

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