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*貴女の存在が消され、唯一彼だけが覚えていた ページ33

※異能力者により、存在が消されてしまった


中島敦
「…何で…如何してですか」
拳を握りながら、落胆する。
「僕は絶対、忘れません」
頭の中で貴女の笑顔を思い浮かべながら、事務所を出ていく。
早く、何とかしなければ。


太宰治
「嘘じゃあない。この通りだ」
普段の様子とは大違いの彼に、社員も疑えなくなってくる。
下げた頭を上げると、ぽつりと呟く。
「私が、助けないと」
何としても犯人を探しだす。


国木田独歩
「本当だ!!!Aという社員が居ただろう!!」
困惑の表情を浮かべる敦に、ふっと冷静さを取り戻す。
「…済まない。取り乱した」
手帳を開くと入念に今後の計画を立てていく。
名探偵も、相棒も頼れない。
己一人で助ける他無い。


福沢諭吉
「そう、か」
「…済まない、忘…」
最後の忘れてくれ、という言葉は口から出ること無く、飲み込んだ。
「否、忘れてくれるな」


江戸川乱歩
「僕がこんな真面目に嘘をつくわけ無いでしょ」
それは重大な任務にあたる時よりも、更に張り詰めた表情。
「絶対Aはいる、絶対に僕が解決してみせる」
なんたって、名探偵だから。
いつか、そうやって自分を褒めてくれた貴女を思い浮かべて。


綾辻行人
「世界規模の驚劇(ドッキリ)でも仕掛けられている気分だ」
すっかり冷めきった紅茶を飲み干すと、目を瞑って思索に耽る。
「決めた。辻村君、この後の予定は中止だ」
驚く辻村を他所目に、警備を易々とくぐり抜けていく。



追記
作者の解釈違いで書き直しをしました!

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作品ジャンル:アニメ
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もちのあじ(プロフ) - 柏餅さん» ありがとうございます!!! (1月2日 21時) (レス) id: d62e2f2bb9 (このIDを非表示/違反報告)
柏餅 - 神すぎます! (1月2日 12時) (レス) id: c21f6abdfc (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - つむぎさん» 遅くなってしまって申し訳ないです…!楽しんでいただけたようでなにより!八冊目もよろしくお願いします〜! (2022年3月14日 14時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)
つむぎ(プロフ) - リクエストしたもの読みました!やっぱりキャラそれぞれの反応がとても素敵で今回もすごく癒やされました!書いて頂き、ありがとうございます! (2022年3月14日 14時) (レス) id: 26eb3a6908 (このIDを非表示/違反報告)
もちのあじ(プロフ) - ルアさん» 受け付けました!ありがとうございます!頑張りますね〜! (2022年3月13日 15時) (レス) id: f3a193ffbe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もちのあじ | 作成日時:2022年1月1日 21時

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