192 ページ43
.
ル〈誰だ!!?〉
「勝手に開けちゃってごめんなさい…」
ハ「この声って…!!!」
「やっぱり扉をノックするべきだったんじゃない?」
二人の少女が妖精の尻尾に入ってきた。顔を上げるとナツたちは見覚えのある顔に笑みを浮かべた。
ナ「Aー!!!」
ウ「Aさん!!!」
『ナツ、ウェンディ!!!ハッピーにシャルルも!!よかったぁ、無事だったんだね』
笑顔で四人に手を振るA。″この人が、アースランドのA様……″とルーシィは一歩後ろに下がりながら呟いた。
「ちょっと、私も忘れちゃ困るわよ?」
ナ「………誰だ?おまえ」
ハー「酷いわね。ハートよ、ハート!!」
ハ「ハート!!!?」
ナツたちが知っているハートの姿はエクシードのハートだ。今のハートの姿は人間の姿になっている。これにはハッピーも驚愕の声が。
シ「なんであんた、人間の姿になれたのよ」
ハー「分からないわ。ミストガンにエドラスに送って貰って着いたら人間の姿になっていたんだから」
『エドラスに来たら″変身魔法″を覚えるなんてね!!』
喜びの声を上げるAに″偶然よ″と困り顔で言うハート。″ミストガン″という名前にシャルルは反応した。
シ「あなたたち、ミストガンに会ったの!!?」
『うん。ミストガンに頼まれごともあるし、王都に行きたいの』
ハー「そういえばナツたち、魔法は使えるの?」
ふと思い出したハートはナツたちに問う。ウェンディは眉を下げて″使えないんです…″と答えた。
39人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:友花 | 作成日時:2022年9月14日 11時