小学生組登校 ページ8
No side
小学生の登校時間。薮家と宮舘家は共通の庭に集合します。もともと壁があったんだけど仲良くなったことと、慧と大貴、辰哉にちょっと怖いことがあり、公園に行かなくても家族が遊べるように壁を壊して庭を作った。
慧 「おはよう。」
辰 「おはよう。また、雄也くんとだいちゃんは後?」
慧 「そう。そっちも大介?」
辰 「うん。どっちも新1年生は出来てるのにね(笑)。」
裕 「おはよう!照くん!亮平くん!」
照 「おはよう。今日は4時間?」
亮 「裕翔くん、おはよう。照、今日4時間だから学童でたっちゃんたち待つ日だよ。」
裕 「裕翔もだよね?」
慧 「そう、お父さんもお母さんも今日、遅いからね。」
辰 「そのあとみんなで保育園のお迎え。」
亮 「みんなで手をつないでパパのとこいく!」
照 「パパのごはんおいしいよ。」
裕 「だてパパの料理おいしいよね!うちのパパ不器用だもん。」
慧 「(苦笑)。裕翔、それはかわいそうだから言わないであげて。」
お父さんの話で盛り上がっていると遅くなった組がやってきました。
大介 「遅くなってごめんでやんす。教科書、嫁に埋もれてた。」
辰 「埋もれてたって…、もうちょっと綺麗にしないと母さんに怒られるぞ。」
大介 「分かってるけどさ、一緒に勉強したいんだもん!」
裕 「わかる!ぼく、カメラ!」
趣味の話に変わってきたところで薮家もやってきました。
大貴 「ごめーん。遅れた!」
慧 「だいちゃんの5分遅れはいつものこと。学校では時間守ってるの?」
辰 「学校では出来てるよ。みんなを引っ張ってる。」
大貴 「みんな一緒だと甘えちゃうんだよね。慧はぴったり行動だから。」
雄 「あれ?全員揃ってる?遅れてごめん。じゃあ行こうか。」
慧 「遅れてきたくせに偉そう(笑)。」
雄 「1番上だからね。みんなを守りますよ。」
裕 「でも、おそーい!じゅんびしてなかった!」
雄 「裕翔、それは秘密にして(苦笑)。」
辰 「(笑)。揃ったし、学校行きます?」
慧 「だね。1列に並んでレッツゴー!」
裕・照・亮 「ゴー!」
雄也が1番前で亮平、照、裕翔、大介、大貴、辰哉、慧の順で学校へ向かいます。登校班みたいなものはないんだけど、1列に並んでいくのがかわいくて、近所のみなさんは暖かく見守ってます。
238人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いのふかゆとめめ | 作成日時:2023年3月26日 14時