Snow JUMPの日常 (ページ18)

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話し合いページ18

光side

俺らの抱っこで落ち着いた慧と辰哉。剛さんと光一さんの前に一緒に座る。

光一「具合悪いのにごめんなー。和也から聞いたけど、嫌なことされたんやろ。辛かったな。」

剛「でな、うちらの学校来ない？そんなこと言うやつも変なことするやつもおらへんから。」

慧「……ほんと？」

辰「がまんしなくていいの？」

剛「あぁ。うちの学校は男同士で結婚した人たちのための場所や。それが普通なんや。だから大丈夫やで。」

もっと光一さんの話を聞きたいと思ったらまず、男同士の結婚について話し出した。

光一「まず、男同士で子どもができた時、基本的に男しか産まれて来ないんや。だからその子どもは半分の確率で子どもが産める体になる。」

宏「それが慧と辰哉ってことですか？」

光一「俺の見立てだとそうやな。あと、その子とその子とその子……。」

そう言って指を指したのはうちの家族は慧と涼介と侑李。宮舘家は辰哉と大介と康二だった。それを見て剛さんは怒ってる。

剛「はぁ、お前。また力使ったな！今日は使い過ぎや！」

光一さん、何か特殊能力あるのかな？

光一「だって俺や如恵留みたいに苦しんでほしくない！」

宏「…あのー。剛さんと光一さんは俺たちと同じってことですか？」

光一「…そうや。俺たち夫夫や。お前らも辛い思いしてきただろ。子どもたちにはそうなってほしくないやん。」

翔「はい。それはそうです。」

光一「だからそのための学校作ったんや！だからうちの学校来ない？」

宏「俺は良いと思うけど涼太や光たちはどう？」

涼太「俺も良いと思う。辰哉たちが嫌な思いをして欲しくない。」

光「俺もいいけど、慧はどう？」

翔「辰哉も。まずはお前らの気持ちが大事だから。」

慧「その学校こわくない？」

辰「いやなこと言ってくる人いない？」

光一「いないよ。じゃあ、まずはこの学校にいる人に会ってみる？」

宏「はい。お願いします。兄弟全員でもいいですか？」

涼太「うちの家族も。」

剛「全然大丈夫やで。幼稚園から中学校まであるから。未満児さんには託児所もある。やからゆっくり見てや。」

光一「親の話も聞きたいよな。…剛、この日どう？」

剛「授業参観の後やな。そこがええな。残ってもらって話出来るように先生たちに通知するわ。」

子どもたちにこんなにも必死になってくれる学校に俺たちは行かせたくなった。