ご対面 ページ17
宏太side
慧たちの話はもうイジメに値すると思ってる。それを野放しにしている学校には行ってほしくないのが本音だから亀梨くんの提案に甘えさせてもらう。
宏 「これから亀梨くんのお家行くからみんな片付けて。」
全 「はーい。/あーい。」
その間に光と翔太は慧と辰哉の体調確認。やっぱり風邪の症状はないみたい。光が慧を抱っこしたので俺は
宏 「じゃあ、車に行くからね。涼介と侑李はパパと手を繋ごうね。雄也と大貴は裕翔お願いね。」
涼太 「辰哉は翔太が抱っこしたから、真都と蓮はパパとで亀梨くん、康二お願いしてもいいですか?」
亀 「おう。大介たちも危なくないように見てるよ。」
涼太 「すみません。お願いします。」
みんなお利口さんに車に乗ってくれたから亀梨くんのお家もすぐに着くことができた。
亀 「光、翔太。そこのソファー倒したらベットになるからそこに慧と辰哉寝かせてあげて。」
亀梨くんにいろいろ指示をもらいながら準備をしていると玄関のチャイムが鳴った。亀梨くんの先輩かな?
光一 「おぉ、和也。待たせたな。来たでー。」
亀 「今開けますね。先輩来たから話聞いてもらってね!」
亀梨くんが先輩と一緒にリビングに来たんだけど、ものすごく綺麗な人。その後ろの方もすごく優しそうな人。
宏 「今日はお忙しい中すみません。よろしくお願いします。」
涼太 「よろしくお願いします。」
剛 「そんなん硬くならんでええで。まずは自己紹介しようや。」
そう言って2人が名刺を出したので俺も名刺を出して交換する。
宏 「喜多川学園、、、理事長と副理事長。」
光一 「ただの肩書きや。君ら大家族やね。子どもたち紹介してや。」
そう促されて紹介していたら慧と辰哉の呻き声が、
慧 「いや、いやー。ぱぱー、ままー!」
辰 「ふぇーーん。ぱぱ、まま、どこ?」
光 「慧、ここにいるよ。」
翔 「辰哉、どうした?大丈夫、大丈夫。」
光と翔太が抱っこした慧と辰哉のその姿を見て光一さんの顔が変わった。
光一 「和也。この子たちやな。」
亀 「はい。こいつらを助けてやりたくて。」
剛 「具合悪いところ申し訳ないんやけど、一緒に話を聞いてもらえる?」
慧 「グスッ、(コクン)。」
辰 「ヒックヒック。あい。」
剛 「ええ子やな。ママに抱っこされたままでええよ。」
優しい物言いの剛くんに2人とも安心したみたいで顔を光一さんの方に向けた。
238人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いのふかゆとめめ | 作成日時:2023年3月26日 14時