薮家の朝 ページ3
光side
朝6:00。
俺の朝は早い。隣で寝てる宏太と双子を見る。双子の顔色を見て今日は元気そうで安心する。
さて、朝ご飯の準備するかな。
光 「今日はご飯と目玉焼きとウインナーと味噌汁でいいか。」
慧がいるから基本的に薮家はご飯なんだけど、双子の食好みに合わせてパンも多いんだよね。今日は慧は大喜びだな。
そんなことを考えてたら
慧 「おはよー。」
光 「おはよう。今日は早いね。」
慧 「ご飯の匂いがしてきたから起きた!」
光 「相変わらずだねぇ(笑)。みんな起こしてくるから準備しておいてくれる?」
慧 「ごはん以外を並べればいいの?」
光 「そう。お願いねー。」
そう言って2階に登ると裕翔が部屋から出てきた。
裕 「あっ、母さん。おはよう。」
光 「おはよう。1人で起きられたんだ。」
裕 「うん。慧ちゃんが起きて出て行ったから。」
光 「そっか。慧が朝ご飯準備してるから手伝ってあげて。」
裕 「了解。雄也とだいちゃん、頑張って!」
比較的に1人で起きれるのが慧と裕翔。一緒の部屋だから一緒に起きることが多いんだよね。手があまりかからなくて助かってる。
でも、ここからが大変なんだよなぁ。まずは宏太起こすか。
光 「宏太。起きて。」
宏 「うんっ。もう、朝か。」
光 「そう。慧と裕翔起きてるから、双子起こして下に行ってて。」
宏 「了解。雄也と大貴はいつも通りか。」
光 「おう。今から戦ってくる。」
宏 「頑張れー👍。…涼介、侑李。起きるぞ。」
侑 「…あーい。りょーしゅけ!」
涼介 「…もう、あさ?」
宏太が双子を起こしにかかったから、俺は部屋を出る。
次は難関の雄也と大貴の部屋へ。2人とも大の字で寝てるよ(苦笑)。
光 「雄也、大貴。起きろー。」
雄 「まだ、寝る、、。」
大貴 「むにゃ…、スースー。」
光 「おい、おきろ!起きないならもう、おかかおにぎりとオムライスは無しな。」
雄 「だめ!」
大貴 「…オムライス!」
光 「はい、おはよう。いい加減、1人で起きられるようになれよ。」
大貴 「なんか無理なんだよねー。これからもよろしく!」
雄 「よろしく!」
光 「はぁ、早く下行って朝ご飯食べろ!」
雄 「あ・さ・ご・は・ん!」
大貴 「雄也!いくぞ!」
バタバタと出ていった2人。もうちょっと静かに出来ないのかね。
隣の宮舘家よりは大変ではないと思うけど、毎日疲れます。
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作者名:いのふかゆとめめ | 作成日時:2023年3月26日 14時