【twst】狩人のお友達やってると陰キャでも強くなれる

十六話（追記あり） ページ16

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ルーク先輩はそのご尊顔と言っても差し支えない美貌に笑みを乗せた。人をダメにする顔だ。

「だからキミが使ってくれなくては、このアイライナーも浮かばれないだろう。受け取ってくれるかい？」
「推しの過剰摂取です救急車呼んでください」
「ふふふふふ」

ルーク先輩の顔がいい。ボクは椅子に座ってて、さっきまで色味をチェックしていたルーク先輩は跪いている状態だからなおのこと。もはやファンサと取ってもいいのではないだろうか。あれいつのまにルーク先輩ってボクの推しになったの？

思わず顔を覆ってしまっていた。ルーク先輩の噛み殺した笑いが聞こえる。

「受け取りましゅ……」
「メルシー。ふふ、さあメイクをしてあげよう、顔を見せて」
「うぃっす……」

ルーク先輩はどこからともなくファンデーションを取り出した。
えっまってもしかしてフルメイクまってアイライン引くだけだと思ってたのにあっその笑顔は確信犯だなルーク先輩まってまってアーッ！


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「ルーク、ちょっといいかしら」
「ヴィルかい？構わないよ」
「開けるわよ。……あら、あのジャガイモ来てたのね」
「おや、やっぱりキミは分かってしまうかな」
「ドレッサーの上を見れば誰だって分かるわよ」
「ああ、これはもう用済みだからね」
「三本だけ消えてるのは……成功したのかしら？」
「狩人が罠を張ってじっくり待った獲物を逃すことはないよ」
「そうだったわね。それにしても、随分上機嫌じゃない」
「あの子にもパープルが似合うと分かってしまえば、喜ばしい気持ちに歯止めはかけられないよ」
「……ああ、そういうこと。確かにグリーンの強いブルーは似合わないわね。ローヤルブルー辺りかしら」
「ウィ」
「まあ、いつまでアンタに合わない色を持ってるのかと思っていたけど、こういうことね。アタシのオーダー中に他のを作るなんてアンタもいい度胸してたわ」
「それについてはまた埋め合わせをするとも」
「楽しみにしてるわ」


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「あ、ロタ氏いいのあった？」
「寮長先輩チッスチッス……」
「前のと同じ色味じゃないでござらん？」
「ルーク先輩のお手製頂いてしまった……」
「は？kwsk」



ちなみに補足ですけどルーク先輩が言ってることはマジマジのマジですし世に出せば普通にバズるレベルのものです。

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