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おまけ ページ35

後日、憂太は出張のため海外に行くことになった。

憂太「ねぇ、A。手、出して。」

出発前日に憂太から部屋に呼び出された。

貴女「ほら。」

左手を差し出すと。

憂太「たとえ離れてても僕はAが好き。ううん、愛してる。だから、約束して欲しい。」

そう言うと、私の小指に冷たい感触がする。

貴女「私だって同じだよ、憂太。」

憂太「僕らの“再会”を誓う証に、受け取ってくれるかな?」

貴女「うん、喜んで。あれだね。ピンキーリングってやつ?」

憂太「うん。本当はエンゲージリングが良かったけど、Aの気持ちも大切にしたい。」

貴女「いいんじゃない?愛ほど歪んだ呪いはないって言うしね。」

憂太「そんな物騒なこと言わないでよ。でもAを縛りつけたくないし、僕の1番の願いは君の幸せだから。」

貴女「私だって憂太の幸せが一番だよ。」

憂太「そうだね。僕らには約束の方が似合ってる。」

貴女「じゃあ…。」




リングのついた私と憂太の小指が再び重なる。





『“再会”を誓って…。』






また会う日まで、お互い生きることを誓った




悟「良かったの?一緒に行かなくて。」

見送りをしにきた私と悟は飛び立った飛行機を眺めていた。


貴女「愚問ね。悟はわかってるでしょう?もう憂太は強い。私が同行してもさして変わらない。」



悟「でも、一緒に行きたかったでしょ?同行するなら上層部は僕が説得したのに。」


本当に悟は…。


貴女「ここには支えなきゃいけない人がいるから。強がりで甘え下手な誰かさんが。」


悟「へぇ、Aにそこまで思われてるって僕達相思相愛?」

貴女「んな訳ないでしょ。私の愛を享受できるのは憂太だけよ。」

悟「悔しいけど、憂太には勝てないね。」

貴女「私たちはかけがえのない共犯同士。そうでしょ?」

悟「そうだね。僕にはAが必要だ。」

貴女「悟の目指す呪術界は私の理想に限りなく近い。だから、私は悟の手を取った。その時悟が私に言ったでしょう。」

悟「そうだね。僕のこと殺せるのは多分Aしかいないしね。」

貴女「本当イカれてる。“僕が道を間違えそうになった時は殺してでも止めてくれ”なんて、普通じゃない。」

悟「でも、受けてくれたじゃん。僕の背中はAに預けて、僕は前だけ向いてられるってもんさ。」

貴女「安心して、その時は手加減しないから。」

悟「本当、頼もしい限りだよ。」

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わァ〜… - ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝凄いですね!この小説!今14まで行ったんですが最後ら辺の「目隠しだけは」の後の所が「めてよ」と書いてあります!修正ですかね? (2023年1月22日 23時) (レス) @page16 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます! (2022年2月14日 16時) (レス) id: 5ee493087a (このIDを非表示/違反報告)
莉緒 - コメント失礼します。話がとてもどタイプでした!!続きが楽しみです! (2022年2月13日 3時) (レス) @page42 id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(くれは) - 続きみたいです (2021年6月15日 18時) (レス) id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵(プロフ) - 原作沿い読んでみたいです! (2021年3月2日 0時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪菜 | 作成日時:2021年2月12日 9時

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