愛と呪いは紙一重【乙骨憂太】

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貴女「これで、最後！！！」

最後の一体を祓い終わり、高専へ急ぐ。

貴女「お願いだから無事でいて。」

パンダ、真希、棘、憂太……。



傑「呪霊操術極ノ番、うずまき」

やばい、あれじゃあいくら憂太でも

憂太「愛してるよ、里香。一緒に逝こう。」

まさか、自分の身を代償にするつもり

貴女「憂太！！やめろ！！元に戻れなくなるぞ！！」

憂太「ごめん、A…。」

里香「あ“あ“あ“、憂太‼憂太ぁぁ‼大大大大、大好きだよぉぉぉ‼‼」


ズンッ！！


貴女「っ！！」

夏油傑の攻撃を受け、砂埃で周りが見えない。


その中にひとつだけ大きな気配がする。

貴女「村雨！！」

自身の腕を村雨で斬りつける。

村雨「あ“あ“あ“、血が、血がほしい。」

刀から異形の姿で顕現する村雨は血に飢えている。

貴女「食っていいぞ。」

私の近くにある気配はおそらく夏油傑が使役していた呪霊のもの。

村雨「喰う…喰う…。ｵﾏｴ…ｸﾜｾﾛ！」

村雨に取り込まれたのであろう、気配はなくなっていた。

貴女「…ゆう…た。そうだ、憂太！！」

まだ晴れない視界の中、憂太を探す。

貴女「っ！！！」

そこには傷だらけで気を失う憂太。

そして 祈本里香。

貴女「なんでまだ、顕現しているの…。」

憂太は気を失っていて、敵はもういないはずなのに。

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