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パンダ「棘の呪言はな本人の意思に関係なく発動しちまうから、昔は色々苦労したらしいぞ。憂太の境遇は似てたから、結構心配してたんだ。誤解されやすいけど、いい奴だからよろしく頼むよ。」
憂太「うん、僕こそ!」
パコっ!!
真希「ほら、昼練行くぞ!」
憂太「あっ、そっか!」
パンダ「がんばれよ、真希!Aは強敵だぞぉ」(ニヤニヤ)
真希「なんで、Aが出てくるんだよ!殺すぞ!!」
パンダ「だって、悟が言ってたぞ。A、中々のきょにゅ バゴンッ!
真希「ほら、いくぞ。」
憂太「真希さんちょっと」
真希「あ?」
憂太「刀に呪いを込めるのもう少しスムーズにしたいんだけど、コツとかない?」
真希「呪力のことは私に聞くな。Aにもな。」
憂太「A?」
真希「お前、Aと一番べったりな癖に知らねぇのか?」
憂太「えっ?なんのこと?」
真希「なんでもない。」
憂太「?」
その頃、Aは……
伊地知「申し訳ありません。」
貴女「潔高のせいじゃない。」
伊地知「いえ、何者かによる二重の帷、予定外の準一級呪霊の出現。現場を監督する立場の私の責任です。」
悟「いやいや、今回は相手が悪かった。」
伊地知「と申しますと?」
悟「……。」
貴女「伊地知さん、ちょっとだけ席を外していただけませんか?」
伊地知「しかし!…わかりました。」
貴女「薄々気づいてると思うけど、現場に“あの人”の残穢が微妙に残ってた。」
悟「やっぱり、アイツか。」
貴女「そうだと思いたくないけど、悟?」
悟「なんとなく目的はわかるよ。」
貴女「そうじゃない。」
悟の目隠しの包帯を取る。
悟「A?」
私よりも大分大きい悟は私の腕がやっと回るくらいだ。
貴女「私だって嫌だよ。だけど、悟はもっと辛いはずだから。」
悟の腕が優しく回る。
悟「ありがとう、A。」
肩に顔を埋める悟の髪の毛がくすぐったい。
貴女「悟。重い。」
悟「悪い、もう少しだけこのままで…。」
貴女「仕方ないなぁ。」
悟が私にしてくれたみたいに背中をポンポンと叩く。
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わァ〜… - ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝凄いですね!この小説!今14まで行ったんですが最後ら辺の「目隠しだけは」の後の所が「めてよ」と書いてあります!修正ですかね? (2023年1月22日 23時) (レス) @page16 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
雪菜(プロフ) - 莉緒さん» ありがとうございます! (2022年2月14日 16時) (レス) id: 5ee493087a (このIDを非表示/違反報告)
莉緒 - コメント失礼します。話がとてもどタイプでした!!続きが楽しみです! (2022年2月13日 3時) (レス) @page42 id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(くれは) - 続きみたいです (2021年6月15日 18時) (レス) id: 605309b64c (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵(プロフ) - 原作沿い読んでみたいです! (2021年3月2日 0時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪菜 | 作成日時:2021年2月12日 9時