名前をつけてみようの会 �� ページ26
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｢超声掛けられたよ、来る途中！！｣
芦戸さんが嬉々として声を発すれば、我も我もと声を掛けられたり見られた事を語る。かく言う僕も来る途中の電車で色んな人に声を掛けられ、改めて雄英体育祭の効果を知った。
先程校門前で一緒になった飯田くんは、いつも通り……の様で、やはりどこか不安定な雰囲気があった。具体的にどうとは言えないが。ただ、兄の事は心配無いと、いらぬ心労をかけたと言った彼の笑顔は、手放しで喜べるような表情でなかったのは確かだ。
｢ま、にあった……！｣
｢クッソてめぇ……！タダでさえ危なかったっつうのに油売ってんなよ…！｣
慌ただしく開いたドアの音と共に、教室に飛び込んできたのはA君とかっちゃんだ。2人共肩で息をしていて、相当急いで走って来たんだとわかる。彼等が遅刻スレスレなんて事は珍しく、何かあったのだろうかと僕は首を傾げた。
｢おはよう。｣
相澤先生が本鈴と同時に教室に入る。その瞬間に全員席に着きピタリと私語を辞めるのだから、このクラスは本当調教されているなと苦笑する。休み前の相澤先生は包帯でぐるぐる巻きにされていたが、今は包帯も取れしっかりと顔が伺えた。目の下に残る傷跡はどうしてもあの時の惨状を思い出させるが、こうして無事完治してくれて本当に良かったと思う。蛙吹さんも完治した事に安堵の言葉を漏らしていたし、きっと皆も心配していたのだろう。
｢んなもんより、今日のヒーロー情報学、ちょっと特別だぞ。｣
相澤先生の気怠そうな言葉に、数人が肩を揺らす。小テストやらをされては困る人間達だ。僕も、言い訳がましいが最近そこまで勉強に熱を注いでいた訳では無い。もしあの範囲が出たら嫌だなぁ、くらいに思う箇所はある訳で、少しだけ眉間に皺を寄せた。が、続いた言葉はそんなテンションを下げるような言葉ではなくて。
｢"コードネーム"。ヒーロー名の考案だ。｣
｢胸膨らむヤツきたああああ！！｣
寧ろ僕達の興奮を高める事となった。1部を除いて皆立ち上がる勢いで叫ぶが、相澤先生のひと睨みによってすぐ沈められる。彼を怒らせてはいけない。
｢というのも、先日話した"プロからのドラフト指名"と関係してくる。指名が本格化するのは、経験を積み即戦力として判断される2、3年から……つまり今回来た"指名"は将来性に対する"興味"に近い。｣
つまり、卒業までにその興味が削がれればキャンセルをされる事もある。何とも怖い話だが、自身へのハードルは確かに必要だ。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
