名前をつけてみようの会 �� ページ27
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｢頂いた指名がそんまま自身へのハードルになるんですね！｣
｢そ。で、その指名の集計結果がこうだ。｣
透ちゃんの言葉に頷いた相澤先生は、黒板に集計結果を映し出す。俺は3位だし、そこそこ貰えていてもおかしくないが。轟、から順に並ぶそれに目を通す。
｢例年はもっとバラけるんだが、3人に注目が偏った。｣
轟、4,123件。爆豪、3,556件。A、3,259件。俺は目をぱちくりと瞬かせた。相澤先生が"3人"と称した時点で俺だとはわかっていたが、かっちゃんと同じくらいとは思わなかったのだ。確かに俺の個性は、同じ個性のお父さんが隠してきた位には珍しいし、強い。とはいえ、しっかりかっちゃんに負けた人間だ。まだまだ未熟だと、そう思われてもおかしくなかったのだが。
｢さすがですわ、轟さん。Aさん。｣
｢ほとんど親の話題ありきだろ…｣
｢ありがと〜。こっからどうなるかだよねぇ。｣
きっと体育祭で自信を置いてけぼりにしてしまった八百万さんは、眉を下げつつ俺らへ賞賛を口にした。かわいそかわいい、とはこういう事かと思う。いや違うかもしれないが、少なくとも眉を下げ笑う八百万さん可愛い。ん？可愛いのはいつもか。いつもだ。
素っ気なく返す焦凍君は、それでも体育祭後と見違える程に憑き物が落ちた顔をしていた。まだあの時の問いの結果を聞いていないが、こんな表情をされては聞かなくてもわかる。お母さんと上手く話せたのだろう。なんだかんだ気掛かりではあった為、良かったと少し安堵した。
俺の言葉に首を傾げる八百万さん。あざとい。可愛い。
｢どういう事ですの？興味ではあれど、Aさんならほぼ確定では……｣
｢はは、そんな事ないよ。俺への票はきっと殆どが個性への興味。この先、この個性を見慣れた頃に俺がどう映るかで変わってくるよ。その時に減って無いようにしないとね。｣
｢成程……でも、Aさんならきっと大丈夫ですわ。｣
俺の方を振り向きそう言う八百万さんの頭を撫でる。彼女の中で俺がどんな立ち位置に居るか知らないが、なんだか買い被り過ぎな気がする。本来俺はそんなに強くもなければ凄くもないのだ。誰よりも早く鍛錬を初めて尚、かっちゃんと焦凍君に負けている。少しの焦りが腹の中に燻り続けているのを、見て見ぬふりして余裕振っているだけだ。
｢これを踏まえ…指名の有無関係なく、いわゆる職場体験ってのに行ってもらう。｣
相澤先生の声に、八百万さんが前を向く。それに倣って、俺も前を向いた。
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じゃがりこ(プロフ) - 続き楽しみにしてます！ (2018年11月4日 15時) (
レス) id: f3618771b7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - ゆーとさん» ああ、ごめんなさい！教えて下さりありがとうございます！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーと - とても面白く、一気読みさせていただいているのですが、Re:インゲニウム�△�｢OはOでも〜｣とありますが、AOはA型、BOはB型になり、O型になるのはOOだけですよ (2018年9月27日 15時) (レス) id: f375cefe03 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございますー！そう言って貰えて嬉しいです…！頑張ります！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - いいところで…！！！夢主くんの性格大好きです！！今後どーなるのか気になります！更新楽しみにしてます！！ (2018年4月30日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月23日 2時
