夢主生誕祭2018※遅刻ごめんなさい ページ22
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｢あら、Aさん。｣
一般的に丑三つ時と称されるその時間。いつもの如く眠れない俺は、最近ハマっているホットミルクを作りに共有スペースまで降りた。共有スペース付近にあるキッチンの先客……八百万さんが、こちらに気づけば振り向いた。
｢眠れませんの？今日は誰が……｣
｢今日は誰も来てないんだよねぇ。俺帰り遅かったでしょ。誰ともタイミング合わなかったからさ。｣
｢そうでしたの……では、今日は私がお供いたしますわ。｣
首を傾げ問う彼女に、肩を竦め答える。今日は外出していて帰りが遅く、寮に着いた頃には既に皆風呂に入った後だった。そこから夕飯を軽く食べ、1人で湯に浸かり、そのままふらりと部屋に戻ったのだ。案の定寝られず、少しでも隣部屋のかっちゃんを感じようと壁に張り付いたものの、効果はイマイチだ。
｢あは、じゃあお願いしよっかな。八百万さんこそ、こんな夜更けにどうしたの。｣
｢私は少し寒くて起きてしまって……ベッドは暖かいですが、1度起きてしまうと喉が乾いた気がして。お水を、と。｣
｢ん、俺もホットミルク作りに来たんだよねぇ。寝れない寒い日はホットミルクに蜂蜜入れたくなるじゃん？｣
八百万さんの分も作ろうか、そう言えば、彼女は目を輝かせた。Aさんの手作り、飲んでみたいですわ、等と言われてしまえば作らない選択肢は無い。ただ、あまり期待されても……ただの蜂蜜入ホットミルクなのだが。期待の眼差しを背に受けつつ、鍋に火をかける。牛乳を温め、ほんの少量バターを加えて混ぜていく。だいぶ熱くなったらマグカップに移し替え、ティースプーンで掬った蜂蜜を入れ混ぜた。
｢はい、Aくん特性ホットミルク。｣
｢わぁ……！ありがとうございます！｣
嬉しそうに受け取った彼女に思わず目尻を緩めつつ、己のマグカップにも蜂蜜を入れ混ぜる。俺は重度の猫舌な為、個性で適温にしてから口をつけた。
｢……美味しい…！バターの風味がまた良いですわ……！｣
｢でしょ。きな粉だったりチャイティーだったりを入れても美味しいよ。｣
ぷりぷりとしながらマグカップに口を付ける彼女は可愛い。使って良かったなと思わせてくれる。なんだか暖かい気持ちでホットミルクを飲んでいれば、八百万さんが残り僅かになったマグカップの底を回しつつ此方を見上げた。
｢そういえば今日、何処に行ってらしたんですか？｣
｢ああ、墓参り。両親のね。｣
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
