七夕&プレマイ生誕祭2018 �� ページ15
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｢え、何で……イレイザー？｣
｢何だ。……今日はお前の誕生日だろ。こいつらとミッドナイトが、お前の誕生日を祝ってやるそうだ。｣
｢えー？先生もなんだかんだ参加してたじゃん！｣
｢煩いぞ、芦戸。｣
眉根を寄せ食い気味に三奈ちゃんを止める相澤先生だが、時既に遅し。マイクの瞳がきらきらと輝いて、そして。
｢えﾞっ、マイク先生！？｣
｢プレゼント・マイク！？どっか痛いところでも！！？｣
顔をくしゃけさせてぼろぼろと涙を零し始めたマイクに、全員慌てて声を掛ける。あの相澤先生でさえ、不意をつかれたようにきょとりと目を瞬かせた。
｢うれ、ゔ、嬉しい……｣
ぐすぐすと鼻を啜りながらもへらりと笑うマイクに、皆安心した様に胸をなで下ろす。さあさあもっと中へ、とミッドナイトがマイクの背を押し、ろうそくに火をつけたケーキを八百万さんが持って行った。
｢いつも楽しい授業、ありがとうございます。ここの全員からの気持ちですわ。｣
｢ほら。火、吹き消して。｣
八百万さんの言葉に続け、ミッドナイトが火を吹き消すよう促せば、こくりと頷いた彼は控えめに息を吹き掛ける。
じんわりと消えていく火を眺め、しんとした、けれども柔らかな空気の中、相澤先生がぽつりと言葉を零した。
｢悩むのはいいが、1人で考えるのは限界ってもんがあるだろ。もっと周りに頼れ。｣
｢イレイザー……おう、ありがとな…！｣
感極まった様に抱き着いたマイクを、心底鬱陶しそうにするも受け止める辺り、相澤先生の心配度が伺える。
外の雨は強くなるばかりで、とても天の川が見える様な空ではないけれど。それ以上に優しい友情を思わぬ所で見れたのだから、なんだか得した気分だ。
隣のお茶子ちゃんが此方をちらりと見たため目が合った。ふふ、と笑って、よかったね、と口パクする彼女に頬を緩めて頷く。よかった。マイクは騒がしい分、落ち込んでる時の違いがわかりづらい。言われるまで気づけなかったが、これで少しでも元気になってくれたなら、良かったと言えるだろう。
｢よっしゃー！皆でケーキ食べようぜ、ケーキ！！｣
｢うっるせぇ……耳元で叫ぶな…！｣
未だ相澤先生に抱き着いたままのマイクが、いつもの調子で元気に叫ぶ。イラついた様に耳を塞ぐ相澤先生に思わず苦笑し、ケーキを切り分けるべくナイフを持って行く。偶にはこんな愉快さがあるのも、雄英特有のものなのだろうか。
なんだかちょっぴり、幸せを分けて貰った気分だ。
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ゆきねこ。(プロフ) - 音兄Love!@鈴音さん» 嬉しいです！！！エンデパパはほんとに優しい……すれ違いがなくなったらいいのにと思います (2019年1月18日 12時) (
レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
音兄Love!@鈴音(プロフ) - ハロウィンとても好きです…!!!設定が好き…エンデパッパ結局優しいんですよね…あとかっちゃん優しくてしんどい…… (2018年11月1日 21時) (レス) id: a8cf11cd3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきねこ。(プロフ) - シロさん» ありがとうございます(´ ; ω ; ｀) (2018年2月14日 23時) (レス) id: 819d312a56 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 好きです (2018年2月14日 23時) (レス) id: 55b0e9cf98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきねこ。 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年2月14日 13時
