Fischer's短編集 3rd

初夜（番外編）　兄クロード ページ7

ゆっくりとベッドに押し倒される。

真剣にこちらを見つめる瞳が問いかける。

私はにっこり笑って応じる。

クロードさんは深く行きを吸い込み、吐き出す。

貴「緊張してます？(笑)」

兄ク「笑うな」

俺だって緊張するわ、と照れたように目を逸らすクロードさん。

貴「(笑)緊張してくれてるって事がなんとなく嬉しくって(笑)」

さっきまで固まっていた体が少し解れた気がした。

気づいたら顔が近くにあって、次の瞬間唇が重なる。

最初は啄むようなキス。段々と深く、甘くなってくる。

少し苦しくなって、胸を叩く。

兄ク「っふ……顔真っ赤じゃん(笑)」

ニヤリと笑う彼はとても凄艶だ。

服が捲りあげられ、後ろに手が周りホックを外される。

鎖骨あたりに唇が寄せられ、印がつく。

貴「そこは見えまっ…んぅ…」

兄ク「何？見られんのがやなの？」

貴「そういう訳じゃぁっ…っは…」

答えた瞬間、体のあちこちに紅い花が咲く。

兄ク「俺…結構独占欲強いな…」

貴「そうですか…？」

気が気でない私は上の空で返事をする。

兄ク「触れていい？」

貴「ど…どうぞ」

膨らみがやわやわと刺激される。

片方はくりくりと転がされたり。

片方は甘噛みされたり…。

一度に違う刺激がきて、頭がふわふわし始める。

兄ク「お前めっちゃビクってなんのな。」

貴「うる…さいですっ…んぁ…っは…っふぁあっ！？」

兄ク「ほら(笑)」

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