検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:32,372 hit

其の六十四 ページ15

中原side

首領の部屋を出て、そのまま歩いて行こうとするAの腕を引っ掴んで、自室の方向へ引っ張る。

貴「……報告書がまだ残ってる」

中「ンなもん明日でも間に合うだろ。首領は明日でいいって言ったろ?」

Aの方を見ず、淡々と答えて歩く。

部屋のドアを開けて、入るように促す。

貴「……何」

中「帰ってから聞くっつったがな…お前の親の事について聞かせて呉れ」

Aは表情を崩さぬまま、淡々と言葉を紡いだ。

貴「私の両親は、3歳くらいに殺された。
瀬田とかいう輩の組織にね。

理由なんて存在しないと思う。父さんと母さんの働いてた所が必要じゃなくなったから、殺した。そう言ってたからね。

兄さんも居たんだけど、兄さんが私を逃がした時に殺された。

それ迄はごく普通に暮らしてたし、どっかの闇組織の反感を買うような言動をした覚えもない

家族の復讐のために、あの組織については色々と調べてるし、この間彼奴が其の組織の奴だって分かったのも其れのおかげ。」

そこ迄話してふぅ、と息を吐くA。

中「……で、首領に拾われたと」

貴「まぁ、おおまかに話せばね」

中「組織の名前は?」

貴「名前……ね」

其の六十五→←其の六十三



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 中原中也 , ポートマフィア   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらもち | 作成日時:2018年9月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。