硝子玉のリクイッド JW紫×桃♀ (ページ5)

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No.5 ページ5

「濵田さん、ごめんなさい待たせてもうて」

待ち合わせの場所、濵田さんは到着しており、少し駆け足でそばに寄る

パーティーで見たシックな濵田さんもかっこよかったけど、今日のスーツじゃない濵田さんも一段と素敵やな、そんな事を思いながら

「待ってへんよ、それにしても望はいつも走ってるな」

「あっ、また笑った」

少し不満ですよって顔をすると、ますます笑われる

「ハハ…そうしてるとまだ、10代って感じやな
あのパーティーの日は服装もあってか、大人っぽく見えたからな」

「子供っぽくて幻滅した…？」

「いや、この前の大人っぽい望も綺麗で良かったけど、今日の服装も普段の望って感じで可愛いと思うよ」

「あっ…///」

こういう所…ホンマにこの人…

真っ赤になりながら視線を逸らしてしまう

「どした？望」

「なんでもないです…」

「そうか～
なら、いこか、せっかくのデートやからな」

ほら、と手を差し出され、その手に自分の手をそっと重ねる

うぅ…ドキドキして死んでまいそう