ソーダ色の秘密 JW 赤×緑♀ (ページ17)

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No.17 ページ17

「そのくらいにしといたりや
その子嫌がってるで」

『はぁ！？お前誰だよ！
今は俺がこの子と話してるから』

「そら見たらわかるけどさ、でも、嫌がってる子無理に口説くとか
お前大した男やないって自分で言ってるようなもんやで」

『なっ…お前！』

突然聞こえてきた声に恐る恐る目を開けると、そこには長身の金髪の男性が佇んでいた

しかもどうやら私を助けてくれるような話しぶりやった

「何よお兄さん、俺、間違った事言ってへんと思うで
それともなんか反論がある？」

ぐっと声を掛けてきた男に近づく金髪さん

身長がある見下ろす形になり、一歩後ずさる男の人

『チッ…今日はこのぐらいにしてやるよ』

なんてドラマの悪役宜しくなセリフを言い逃げていく

良かったと思うと体の力が抜けてしまいその場に倒れそうになる

「おっと、大丈夫？」

そんな私の体を金髪さんが支えれくれる

「あっ、その…」

ありがとうございましたと言おうとして違う言葉が口から滑り落ちる

「カッコええ…顔がええですね
凄く好きな顔です」

「ハハ…最初に喋った言葉がそれとか、君オモロイな、名前なんて言うん？」

とんでもない事を口走ってしまったと自覚して、慌てて謝る

「あっ…ごめんなさい、お礼も言わないで
助けてくれてありがとうございます
智子って言います」

「俺は流星、で、カッコええって言ってもらって悪いんやけど、俺、女の子に興味無いねん」

「あっ、ちゃいます、その…顔が純粋にカッコええなって思っただけで…私、他に好きな人いてます」

とんでもない事をサラッと言われた気もするけど、まずは勘違いされたままやとアカンと自分の事を話す

初対面の人に好きな人が居ますなんて言ってる私も大概やけど