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No.10 ページ10

「おい、お前もそんなとこに居ないで座ったらどうや」

 


そう言って向かい合わせの席へ座るように旦那様に促される

 
 

「あっ、すみません」

 

「お前は謝ってばかりやな」



「謝ってばっかりなのはお前のその態度のせいやと思うで流星
てか、俺の事忘れてたやろ、智子ちゃん
のんちゃん寂しい…」

 


また強引に話に割って入る小瀧様

 

「すみません小瀧様…その忘れてたとかでは無いんです」



「小瀧様は嫌や〜
のんちゃん!ほら言ってや!」

 

「クスクス…はい、分かりました、のんちゃん」

 

思わずまた、笑みが漏れてしまう

本当に面白いお人やな

 

そんな思いが込み上げてくると、不機嫌な旦那様の声が聞こえてくる


 

「………うるさい望、黙って食べれへんのか」



煩くし過ぎてしまったんやなと肩を竦めると、更におどけた事を言うのんちゃん



「ひどっ、流星、俺が智子ちゃんと仲良いからって不機嫌になって
そんなに難しい顔ばっかりして考え込んでたら将来ハゲるからな」

 

「お前みたいに能天気や無いだけや…」




そんな子供みたいなやり取りをしてるお二人を見ていると、シゲがお膳を持って戻ってきてくれる

 


「奥様どうぞ」



「あっ、シゲ帰ってきてくれた
酷いんやで流星の奴!」

 

「はいはい、望の相手は私がしてあげるから、旦那様と奥様の邪魔せんの」


 

なんてやんわりと小瀧様を私達から離してくれる

 

 

「いつもと違いうるさい朝や…」

 

ボソリと聞こえてきた旦那様の声

その声に慌てて言葉を発する

 

「あっ、その…すみません」

 

「怒ってる訳や無い、だから謝るな
それより食べろ」

 

「はい、ありがとうございます旦那様」

 

 

そこからは特に会話はないけれども、穏やかな朝食の時間が流れた

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ぐでLove(プロフ) - 15辺りから同じ話が入ってます! (2020年7月2日 0時) (レス) id: cc32400ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルナ | 作成日時:2020年6月9日 15時

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