恋せよ乙女壱 JW青×緑♀ (ページ11)

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No.11 ページ11

「なんや流星楽しそうやったな～」

朝食を終え、仕事の準備をするために自室へと戻るところに、望に声をかけられた

「楽しそうにしていたのはお前の方やろ
相変わらずの人の懐に入っていくのが上手いんやな
知らん間に、あいつの付き人とも仲良うなってるみたいやし」

「人の懐…人聞きの悪い、のんちゃんは人気者なだけやで～
それに俺の方が楽しそうね…
まぁ、そういう事にしといたるわ
それと付き人な…シゲの事やろ、あいつおもろいからな、気に入ってるねん」

俺の嫌味になど全く動じず、何がそんなに楽しいのかと思う笑顔で、益々俺に絡んでくる

「まぁ、そんな俺やシゲの事より、智子ちゃんの料理美味しかったな」

「まぁ、料理は確かに美味かった…」

先程食べた料理を思い出し、自然に美味しかったと言葉がこぼれ落ちた

そんな自分の言葉に少しばかり驚いたが、このまま望と話し込んでいる時間はないと話を切り上げる

「それより準備して仕事に行くぞ」

「はいはい、なんや今日はええ日になる予感やな～
のんちゃんの予感は当たるんやで」

なんて呑気な望と、そのまま準備をし屋敷を出る

美味しい朝食を食べたせいか

望の言う『いい日になりそう』

その言葉が少しばかり本当になりそうだとそんな事を思って