恋せよ乙女 壱 JW青×緑♀

No.45 ページ40

少し呆れたような

でも嬉しそうな顔になる望

 

 

そんな望に、親友の姿に少しばかり背中を押してやりたくなった

 

 

「お前も少し変わったらどうや
お前は誰とでも壁を持たずに接することが出来る
そんなお前の事がみんな好きやし、お前も周りの人間の事が好きやろ
やけど本当に好きを伝えたい相手には届いてへんのちゃうか」

 

「………あいつ手強いねん
俺は気持ち伝えてるねんけど、本気やと思てくれへん」



「やから少し変わってみろ
ええもんやぞ、愛している人に愛されて隣にいてくれる事は」

 

「………流星にこんな事言われるなんか思っても無かったわ
そうやな…俺もあいつの笑顔が欲しいからな
俺だけに見せてくれる特別な顔が」





いつもの誰にでも好かれる笑顔ではなく、優しい微笑みを讃える望


ここに居ない煩い奴を思って浮かべている優しい表情や

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