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Aside
時間が経つのは本当に早くて
四人を見送るため玄関に向かう
禰豆子「うぅっ寂しいです〜っ」
A「また遊びにおいで、何時でも待ってるよ」
禰豆子「勿論です!」
炭治郎「すまない、ご飯とか作ってもらって…手伝いもそんなに出来なかった」
A「気にする事は無い、君たちと過す時間はとても楽しかった」
善逸「あのぉ…」
A「ん?」
少し言いにくそうに善逸くんは口を開く
善逸「Aさん…無理しないでくださいね…」
A「!(そうか、耳が良かったんだな) 大丈夫、ありがとう善逸くん」
伊之助「次来る時ツヤツヤのどんぐり持ってきてやるよ!」
A「ハハ、それは楽しみだな」
おじゃましましたーと四人は帰っていく
そろそろ夕餉の準備でもするかと
部屋に戻ろうとした時
ドクンッ…!
A「っ!うっ…ゲホッ」
ボタボタっと口から血が垂れる
グラグラと頭が揺れる、視界が歪み眩暈に襲われる
ヤバいと思った時には遅くて倒れてしまう
バタンッ…
泊:A!!
A「ゲホッ…は…く…」
泊:胡蝶ヲ呼ンデ来ル!少シ耐エテクレ!
バサッと泊は勢いよく飛んで行く
速すぎやしないか、まだ23だぞ…
ああ、違う…もう24だ…今日で
誕生日の前祝いだと言って来てくれたのか…
善逸くんは分かってたのかな
ドタドタと走る音が聞こえる
バンッ!!!
しのぶ「Aさん!!」
実弥「無常!!」
しのぶと不死川の姿が見える
実弥「胡蝶、俺はコイツを布団に運ぶ」
しのぶ「すぐ水とタオルを持っていきますので、不死川さんお願いします」
グイッと体を持ち上げられる
虚ろな目に映るのは不死川で
実弥「無常しっかりしろ!寝るな!すぐ胡蝶が助けてくれる!」
A「し…な…ずが…わ…」
どんどん遠くなっていく意識
不死川の顔は酷く悲しい顔をしていて
らしくないじゃないかと言おうとするが
口が動かない、声が出ない
ああ…体がダルい…
実弥「無常!無常!!」
不死川の呼ぶ声が聞こえる…
そんなに呼ばなくても、私は…
そこで意識を飛ばした
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メア様推しの人 - これって現在パロ?てないんですか? (6月2日 16時) (レス) @page45 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - たまたま見つけたお話でこんなに泣くとは思いませんでした!素敵な作品でとっても感動しました。続編見てきます! (5月23日 19時) (レス) @page45 id: 87b97eb6cb (このIDを非表示/違反報告)
らら - ほんっとに小説で泣けない私なのにぼろなきしちゃうくらい素晴らしい作品をありがとうです!!今から全力で現代読んできます!! (2022年1月1日 16時) (レス) @page45 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ミラー☆さん» ミラー☆様!わぁぁぁ!ありがとうございます!手紙のところは私なりに力を入れた部分なので、そう言っていただけて本当嬉しいです!🙏✨こちらこそ、一章から九章まで読んでくださり、ありがとうございます! (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 凛華さん» 凛華様!ほっ、本当ですか…!?めちゃくちゃ嬉しいです…😭そう言って頂き、本当にありがとうございます! (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Yu-grena | 作成日時:2021年2月13日 23時