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No side
愈史郎「(無惨め...！死んで尚これ程他人に不快感を味わわせるとは。クソッ！陽の光のせいで向こうに行けない...！太陽の下では血気術すら塵と消える。俺にはもう何も出来ることがない)」
どうにもできない愈史郎の視界の端で
誰かがフラフラと歩く
目を向けるとそこに居たのは
血塗れで立っているのが不思議なくらいボロボロの
無常だった
顔を上げ視線をやるとそこには鬼となり暴れる炭治郎
そんな炭治郎にしがみつく禰豆子
A「炭治郎...禰豆子.....可哀想に...(割れてない...使える...)」
その手に持っているのは
この戦いが始まる前胡蝶に渡されていた
鬼を人間に戻す薬の余りだった
┈┈┈┈┈┈┈
胡蝶「鬼を人間に戻す薬は珠世さんが三つも作ってくださったので、これはもう必要なかった。あの人は...凄い方です、尊敬します」
┈┈┈┈┈┈┈
A「しのぶ...使う時があったよ...ﾊﾊ...片目が残ったのはこの為だったのか...(鬼になってすぐなら、今の片目でも炭治郎の攻撃を掻い潜れる)」
無常はゆっくりと息を吸う
A「花の呼吸 終ノ型 彼岸朱眼」
そして走り出す無常
冨岡「(無常さん...！！)」
薬を持ち間合いに入った無常に気づいた炭治郎
振り上げた炭治郎の手は無常の髪を掠る
それと同時に無常の胸元からは血が飛び出でる
しかし炭治郎の背中にはしっかりと針が刺さっていて
A「炭治郎駄目だぞ、早く戻ってこい。禰豆子を泣かせてはダメだ...」
＿「禰豆子」
ドッとその場に倒れる無常
禰豆子「Aさんっ...」
ドクンッと脈打つ炭治郎の心臓
奥底に眠る炭治郎が目を覚ます
そしてその目に映るのは泣いている禰豆子
禰豆子「お兄ちゃん帰ろう、家に帰ろう」
炭治郎「(帰りたい、俺も家に帰りたいよ禰豆子。本当にもう疲れたんだ)」
炭治郎の目からは涙が零れ落ちる
帰りたい、疲れた...その言葉は
炭治郎の心からの言葉だった
炭治郎「(お願いします神様、家に帰してください。俺は妹と家に帰りたいだけなんです、どうか...)」
炭治郎はゆっくりと上に目を伸ばす
しかしその手に張り付く二つの目
それは鬼舞辻の目だった
鬼舞辻は炭治郎を追い込むために言葉を吐いていく
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メア様推しの人 - これって現在パロ？てないんですか？ (6月2日 16時) (
レス) @page45 id: b2dbf5b4a0 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - たまたま見つけたお話でこんなに泣くとは思いませんでした！素敵な作品でとっても感動しました。続編見てきます！ (5月23日 19時) (レス) @page45 id: 87b97eb6cb (このIDを非表示/違反報告)
らら - ほんっとに小説で泣けない私なのにぼろなきしちゃうくらい素晴らしい作品をありがとうです！！今から全力で現代読んできます！！ (2022年1月1日 16時) (レス) @page45 id: 593b9c77e0 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - ミラー☆さん» ミラー☆様！わぁぁぁ！ありがとうございます！手紙のところは私なりに力を入れた部分なので、そう言っていただけて本当嬉しいです！🙏✨こちらこそ、一章から九章まで読んでくださり、ありがとうございます！ (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
Yu-grena(プロフ) - 凛華さん» 凛華様！ほっ、本当ですか…！？めちゃくちゃ嬉しいです…😭そう言って頂き、本当にありがとうございます！ (2021年9月28日 1時) (レス) id: 5ec0d29db1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Yu-grena | 作成日時：2021年2月13日 23時
