怒り ページ23
Aside
一気に軽みが出てきた気がする
私の手を握ってたモブ君が立ち上がる
貴「モブ……君……」
ダメだ。もう限界を超えたなんて…
私、やっぱり。
何も出来なかった
エクボ「ほお。それほどの超能力を秘めていたとは。
スマイルマスクが通じない訳だ」
貴「マスク……あれにも細工があったんだ…」
モブ「力が弱すぎて気づかなかったよ」
私も立ち上がろうとするが、足が切れてた
飛びかかられた時に誰かのピンや何かで切ったんだろう
貴「っ…」
痛い。
立ち上がろうとする私もモブ君が止める
私を抱きあげながら言う
モブ「まぁいいや。グループの仲間外れを殺すのがお前の宗教の方針なら
本気で来い」
私を隅に置いてそう言う
私も…動けないけど後ろから援護しようか…
いや、きっと必要ない。
今のモブ君は誰にも負けない
エクボ「本気でこいだと……?
お前らを消すのに2秒で足りるぞ小僧!」
あれが…悪霊の原型
見るからに上級悪霊。
私では除霊できない大物だ
エクボ「感情のない家畜が!人並みに怒った振りすんじゃねえよ!!」
エクボが攻撃を仕掛ける
しかしモブ君の強力なバリアは突破できない
さすがに彼の恐ろしさには気づいただろう
エクボ「のわっ!!」
貴「っ?」
私が何かを考えようとする暇もなく、モブ君はエクボの腕を切り落とす
エクボ「驚いたぜ……この俺をフル霊力で戦わせるとはな…!」
体の形が変わった…!!
ピキンっ!!!
エクボ「んなにぃっ!!!?」
今度はほんとにぱっくり腕を吹き飛ばした
モブ君がエクボに手をかざす
そして顔を踏みつける
モブ「リクエストに答えて出てきたよ
これが僕の感情だ。身を委ねるとこうなる」
エクボ「化け物かてめえ!
レーザービーム!!!」
口から何か光がっ…
私の方へも飛んできて、バリアを張るが。
モブ君が庇ってくれたので心配なかった
モブ「…………
僕は、最低だ」
貴「!」
その言葉に目を見開く
最低なのは……私の方だよ
モブ君はエクボの額に指を当てる
その瞬間、大悪霊エクボはチリとなった
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雪菜(プロフ) - ブラピさん» はい!ありがとうございます!!頑張りますね!! (2019年2月24日 0時) (レス) id: ec9abc31ad (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白くて大好きです!更新頑張って下さい! (2019年2月23日 18時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪菜 | 作成日時:2019年2月22日 17時