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俺は、彼女の顔を見ずに俯き、そっと彼女の前に手を差し出した。
今にも涙が出そうで、なんなら、自分の気持ちを伝えられたことだけで、もう満足しちゃってて、その後の返事なんてどうでもいいといった感情さえ出てきてしまう。
…そして、彼女は一向に手を握ろうとしてこなかった。
俺は、その状況に、そう、だよね…と思って、そろそろ手を引っ込めようとしようとした。
____その時だった、彼女が慌てて両手で俺の右手を"握らず"に、そっと包んだのは…。
『ひっ、こめないで……』
sha「っ」
彼女のその声とともに、顔をあげれば、顔は先程同様赤く、何故か目からは涙が伝っていた。
sha「なんで泣いて…」
『…そんな、だって…、泣いちゃうよ…っ。
私のファンだった子が、私の一言が…っ、こんなにも、影響してるだなんて、、嘘みた、いでっ…。バンビ、く、ん…、あの時、黒髪で、幼くっ、て、そんな子が、今じゃ、かっこ、いい、シャオロンくん…？私、全然気づかなかったっ…、。』
sha「…Aちゃん」
『嬉しい気持ちが、大きい、けど、でも、でも、シャオロンくん、、今のままじゃ、ダメだよ』
sha「え…」
『アイドルになって、私の夢叶えようって、、夢は、応援…できない……。それは、社くんの本当の夢じゃないから…。
社くんの……、シャオロンくんの、夢は？』
俺の…夢？
_____
見てる？Aちゃん。
俺、Aちゃんの色に染めたったで
_____
sha「俺もAちゃんに髪結んであげたい〜っ！！」
_____
sha「俺今日、Aちゃんのマネージャーになった夢見てん！」
ut「…お、おう。お前の夢だからそうだろうとは思ったよ。よ、よかったな……」
sha「Aちゃんのマネージャー…、まぁ、俺はマネージャーより恋人のがよかったんやけど…」
_____
好きな子を迎えに行くアイドル
_____
なんや、俺、Aちゃんの夢、叶えるとか言っときながら結局、自分の思いで動いとるやん……
sha「俺の夢は、ファン全員を俺色に染めあげて
Aちゃんを堂々と迎えに行くこと」
そう耳元で囁いた後に、Aちゃんの頬にキスを落とせば、彼女はとても可愛く顔を赤らめながら、俺には嬉しそうに笑って見えた。
その後、彼女は、今度は包むのではなくぎゅっと俺の手を握り返してくれた。
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雪村(プロフ) - りあみさん» りあみさんコメントありがとうございます…！わ…！し、死ぬのはまずいです！ちゃんと替えの心臓おお持ちになっててくださいね…！？ご愛読ありがとうございました！ (2021年12月19日 21時) (
レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - ムメイさん» ムメイさんコメントありがとうございます！最初から追ってたんですね…とても嬉しいです…！終盤にかけて怒涛のキュンキュン度を入れてみたのですが、お気に召して頂けたようで幸いです！ご愛読ありがとうございました！ (2021年12月19日 21時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - あるとさん» あるとさんコメントありがとうございます！最初の方から読んでくださってたんですね…！とても嬉しいです。ありがとうございます！よろしければ新作ご期待ください…！ご愛読感謝です！ (2021年12月19日 21時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - 彩世さん» 彩世さんコメントありがとうございます！いつも作品を読んでくださり誠にありがとうございます…！新作出る頃までには散歩から帰ってきてくださると幸いです…！ご愛読ありがとうございました！ (2021年12月19日 21時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - めじゃこさん» めじゃこさん最後までお付き合いありがとうございました！度々コメントを下さったこと、モチベーションになっておりました。本当に感謝しております！向こう岸っ！？卒業ライブどうか楽しんでくださいね！ (2021年12月19日 21時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
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