記録11「癒しの幹部様｣ ページ12
『…我々国の文化はどれも見たことがないものばかりだ。まさに異世界のような国だと旅人は言う』
em「随分読めるようになりましたね」
『あ、エーミール様！おかえりなさいませ』
あの日から1週間くらい経ちました。ショッピ様には相変わらず食事の時以外呼ばれないので、1人書庫に通っては、エーミール様に我々国についての歴史と、読み書きを教えて貰っていた。
お茶の入ったティーポットに、2人分のティーカップ。美味しそうなお菓子が乗ったお皿がお盆の上に乗っており、それを両手で持つエーミール様が「そろそろ休憩にしましょう」と微笑みながらそうおっしゃった。
私は読み書きのお礼として何かしたいとエーミール様に申し上げると、エーミール様に「一緒にお茶してほしい」と頼まれた。
なので毎日午後3時、こうして一緒にお茶会をしているのだった。
『エーミール様、お礼の方は本当にこんなものでよろしいのですか？』
em「もちろんですとも」
エーミール様は「今日はレモンティーとガトーショコラにしてみました」と楽しそうに話す。それを眺めているとなんだかとても癒されるので、エーミール様って本当に人を癒すことが出来るお人だと感じる。
『エーミール様みたいに私も癒せたらなぁ…』
em「ははっ、Aさんは十分人を癒していますよ。俺なんか、周りから癒しなんて言われたことないし、そう感じてるのはAさんと一緒やからちゃうかな」
『えっ、そうなのですか？』
というか…またしても声にでてた…。
エーミール様以上に癒しの存在なんて、この国にいるのだろうか…
em「他の幹部からは、お滑りマンだの、ハゲだの、イキリだの、あざといだの散々な言われ用ですからね！私」
『エ、エーミール様…』
なんだか、触れてはいけないような所を触れてしまったようで、申し訳ない気持ちになってしまったのであった。
em「きっと貴方のご主人様もAさんに癒されてると思いますよ」
『それなはいです(即答)』
em「えぇ…」
毎食一緒に共にしてるだけの専属メイドごときにショッピ様の癒しになってるわけないじゃないですか！
私に癒しがあるのなら、もう少し…もう少し…
頼ってくれるはずなんですよ…
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#よにん。＠str48＆変人系カップル(プロフ) - いやだ。。。夢主かわゆすぎ…面白かったです (2020年8月15日 21時) (
レス) id: b6acf939c4 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - 甘夏さん» 甘夏さんはじめましてです！わぁぁ、そういってくださって嬉しいです！ (2020年2月29日 17時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
甘夏(プロフ) - 夢主のはずなのにはじめてのおつかいのようなほっこり感、このロリかわいすぎる…!!!!!ありがとうございます作者様…！ (2020年2月22日 15時) (レス) id: 8fcfc41175 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - きのこ(em推し)さん» あ、ありがとうございます…!!好きと言って貰えて書いている作者としては嬉しい限りです！ロリはいいですよ...(ﾎﾞｿｯ) (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - みどりさん» わぁぁ、最初から予想されてたんですね！凄いです！これからもよければよろしくお願い致します...!! (2020年2月11日 12時) (レス) id: 269a7df98c (このIDを非表示/違反報告)
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