43枚目 ページ44
rbr side
(さらっと俺、Aちゃんと手ぇ繋いでへん？)
幻覚かと確認しても、右手にはAちゃんの手が収まっている。
歳の割にしっかり者だから、普段はあまり意識しないが、俺が思うよりまだ子供だと手を握って自覚した。
(こんな幼いのに、泣き言一切言わずに生活してたんか…)
彼女の顔を覗き込むと、手を繋いでいるのが少し恥ずかしいのかローブの横から赤い頬が見えた。
「ロボロ様！ロボロ様だ！」
『！？』
rbr「どうも〜」
小さい子が俺に気づき手を振ってくれる。一応ここの街の人達は、会議(国会)の様子とかがテレビで見れたり、広場で演説もたまに行うから幹部達の顔は知られている。
だから、こうして声をかけられることもよくある事だが、彼女からしてみれば知らない人から声をかけられるので驚くだろう。
「今日はショッピお兄ちゃんと一緒じゃないの？」
rbr「ん？あぁ、こないだショッピくんと一緒に遊んでた子か！すまんなぁ、今日は一緒じゃないんや」
「そっかぁ…。あ、ママが呼んでる！ばいばい！」
rbr「はーい、ばいばーい…ごめんな、驚かしてもたな」
『あぁ、いえ！幹部様って凄いですね…』
rbr「そうか？仕事が鬼のようにあるだけで、あんまり一般人と変わらんで」
私はすごいと思います！彼女が感心してお世辞抜きでそう言ってくるから、すごい照れる。
だが、照れていたのも束の間。さっきの子の母親がとんでもないことを伝えていたのをたまたま耳にしてしまう。
「こら！馴れ馴れしく幹部様に話しかけちゃダメよ！それに
今日はロボロ様、彼女様と"デート中"みたいだから水をさしては悪いわよ」
(Aちゃんと…デート…？)
rbr「いや！あの、違っ
『ロボロさんどうかなさいました？』
えっ！？あっいやっ…」
幸い、Aちゃんの耳には母親の会話が聞こえていなかったようで、不思議そうに俺を覗いてくる。
ローブが邪魔なのか、いつもより誇張した上目遣いになっているのがまた可愛い。
rbr「Aちゃん…今日のロボロは心が持たんかもしれん…」
『えっ、ど、どういうことですか？』
声に出してしまい、更に不思議がるAちゃん。
こんなことならいっそゾムを連れてこればよかったなんて思うのだった。
ーー
zm「今頃どうしてるやろなぁ〜ロボロ」
ut「Aちゃん可愛い〜って脳内で思いつつ、横から眺めとんちゃうか」
zm「うわ…キモ」
ut「んははははw」
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あまね(プロフ) - ぼくもスタンプラリーしたいんで完結はちょっと待ってください（） (9月2日 20時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 3作品のうち2つ見てます！もうひとつも時間がある時見ますね！ (2021年2月11日 18時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！！！！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この二人がカップルにしか見えない私は末期です？？ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 0dab1fec32 (このIDを非表示/違反報告)
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