21枚目 ページ22
あの酷い音が終わった後、コネシマさんかシャオロンさんが、どこかに私を抱えて運んだ。
歩く音がカーペットのようなものに変わった瞬間、私はふかふかの椅子のようなものの上に降ろされる。
「いいよ」
その声に私は目を開ける。
すると、目の前にいたのはコネシマさんでもシャオロンさんでもなく、ロボロさんであった。
『ロボロさん…？なんで…』
rbr「ごめん、Aさん。ほんま、ごめん…」
ロボロさんは口を開くなり、ごめんと言い続ける。
ロボロさんは私になにかしたのでしょうか…
『どうしてロボロさんが謝るんですか？それより、どうしてここに…コネシマさんとシャオロンさんは？』
rbr「アイツらならさっき出ていった。｣
『…お知り合いなんですか？』
rbr「せや。俺は我々国幹部ロボロ。コネシマとシャオロンに指示出したんも俺なの。｣
『どういう…』
rbr「俺な、こうなること知ってたんや…」
ロボロさんは知ってた…？
私がこうなることを…？
ロボロさんは言っても最近知り合ったばかり。
ロボロさんにはまだ趣味とバイトの話しかしていないはずなのに、何故こうなることを予知できたのかわからない。
色がわからないことは話したけど…
rbr「実は、Aさんと会った時にその瞳珍しいなと思ててん。帰って調べたら、ウル家の3女ってわかってん。グルさんにも、あの店の店主はやばい。だから早くこの城で働くようAさんを誘導しろって言われてたんや…」
『…そうだったんですか』
私の瞳の色は、ミントグリーンベリルという宝石に似ているらしい。そして、その私の瞳を義眼、観賞用として、欲しいと思っている人間が少なからずこの世界にいると言われていることを知っている。
だから私は、少しだけ前髪を長く伸ばしていた。
陽の光で瞳が人一倍光るのを防ぐために。
でも、ロボロさんにバレているということは、色のわかる人には意味の無い工作だったことがわかる。
rbr「言い訳でしかならんけど、本当は僕がAさんを助けたかった…。ほんま、ほんまごめん…」
ロボロさんはしゃがんで、うずくまってしまう。
ぐずり、鼻をすする音が部屋に響く。
私はそんなロボロさんの頭を撫でることしか出来なかった。
お願いだから、私のことで自分を悔やまないで
そう願いながら
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あまね(プロフ) - ぼくもスタンプラリーしたいんで完結はちょっと待ってください（） (9月2日 20時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 3作品のうち2つ見てます！もうひとつも時間がある時見ますね！ (2021年2月11日 18時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！！！！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この二人がカップルにしか見えない私は末期です？？ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 0dab1fec32 (このIDを非表示/違反報告)
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