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rbr「桜…もうそんな季節か」
四季を感じられる我々国では、季節ごとに色んな花が咲き誇る。
いつも司令室にいて、外の景色を画面越しでしか見ないロボロは街に咲く桜をもの珍しそうに見ながら歩いていた。
(今あの公園に行ったら…)
ロボロは市場での買い物を終えると、王都のはずれにある人気の少ない公園に足を運んだ。
rbr「やっぱここよなぁ」
足を止めたロボロの頭上には桜が満開に咲き誇っており、"桜のトンネル"と呼ばれる光景がそこには広がっていた。
堪能し、桜のトンネルを抜けると、その奥には千年桜と呼ばれる大きな桜の木があり、その手前に、長い赤毛のポニーテールを揺らす一人の少女が座っていた。
少女は、イーゼルのようなものを立てている。
(…絵描きかなんかか？)
rbr「あの…」
『！…は、はい』
興味本位でロボロが後ろから声をかけてみると、少女は驚いた様子でこちらを振り向いた。
rbr「わっ…すげぇ……」
少女が振り向いた反応で、イーゼルに立ててあったキャンバスが見える。
そこには、大きな桜の木が描かれていた。木の木目から桜の花びら1枚1枚が丁寧に黒の鉛筆で描き込まれている。それに感動したロボロは声を漏らした。
rbr「よぉここまで描けるな……」
『好きだから、描けるんです』
rbr「へぇー……」
(好きでもなかなかここまでは描けないと思う)
rbr「これから色とか塗るんですか？」
『___いえ、もうすぐ完成です』
rbr「え、色塗らんの！？勿体なくない…？」
(こんな綺麗な絵やのに、更に色が加わればもっと素敵な絵になるんとちゃうんか…？)
少女はその言葉に慣れているのか、ロボロに聞こえるか聞こえないかのような声で呟いた。
『これが私の見える景色だから…』
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あまね(プロフ) - ぼくもスタンプラリーしたいんで完結はちょっと待ってください（） (9月2日 20時) (
レス) @page49 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - 3作品のうち2つ見てます！もうひとつも時間がある時見ますね！ (2021年2月11日 18時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
時雨坂 - 更新めちゃくちゃ楽しみにしてます！！！！！！ (2021年2月1日 18時) (レス) id: 38881abff7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - この二人がカップルにしか見えない私は末期です？？ (2020年12月6日 20時) (レス) id: 0dab1fec32 (このIDを非表示/違反報告)
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