48話 接客 ページ4
学校祭が始まり、店には学生や一般の客が押し寄せてきて大忙しだ。
「いらっしゃいませ！ 何名様でしょうか」
「ご注文はお決まりでしょうか？」
「お待たせしました」
「ありがとうございました」
私は無愛想なりに精一杯、接客した。
着慣れない袴がちょっと動きづらいが足がブーツなのがありがたい。
慎哉はいつもの愛想笑いで女性客を虜にして、たくさん注文させて貢がせている。
「白石くん〜」
「白石君こっち向いてー」
「きゃー！ 目が合った！ 笑顔すてき〜！」
なんとなく。胸のあたりがもやっとする。
しかしそんなこと気にする暇は無い。
注文を受け、客を出迎える。
美穂たちもばたばたと忙しそうだ。
美穂は完璧なまでの愛想を振りまいている。さすが。
そうやって皆で接客をして、シフト交代にやっとなると慎哉が声をかけてきた。
「A、一緒に見て回ろう」
「北月くんと行けばいいでしょ」
「涼はいいの。だめ？」
自信満ちた顔で首を傾げる。
すると後ろから美穂がニヤニヤと肩をたたいてきた。
「行きなよ。こんな大事なイベント見逃せないよ」
「けど……」
「そろそろ自分の気持ちに気付くべきだよ。ほら、行った行った！」
二人そろって教室から追い出される。
「ほら、行こう」
はぐれない様にと差し出された手をそっと握ると痛くないぐらいの力で力強く握り替えされた。
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アラ - ヤンデレな好青年に捕まりました。この後の小説書いてください！あと、面白勝ったです！ (2018年7月7日 22時) (
レス) id: 0d8e98d313 (このIDを非表示/違反報告)
夜子(プロフ) - あるてぃめっつさん» お待たせしました！ ありがとうございます！ 今後はもう少しペースをあげてかければ良いなと思っております、頑張ります！！ (2018年2月6日 19時) (レス) id: 834a84d251 (このIDを非表示/違反報告)
あるてぃめっつ(プロフ) - 更新待ってました…！！このヤンデレ(なはず)なのにほのぼのとした空気というか世界観が大好きでたまりません！更新楽しみにしてます！ (2018年2月6日 18時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
夜子(プロフ) - みゆいさん» ありがとうございます！ 頑張ります！ (2018年2月4日 23時) (レス) id: e14fd457a0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆい - 更新楽しみにしています！！ (2017年11月22日 22時) (レス) id: 159ee849b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜子 | 作成日時：2017年3月9日 13時
