30話 ページ31
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賀樂様…思い出した。
100年以上前からこの村に祀られている神様。
でもその正体は翠蓮と同じで呪霊ではなく妖に近い。少し面倒臭い相手。何か災いがある度に子供を生贄とし、収めて貰っていた。
けれど、最近は過疎って来たから人も喰えないし呪いも出るしで怒ったんだろう。
『七海さん、今回の相手は呪術があまり効かないかも知れません。相手が悪いです。
無理を承知でお願いをします。
ツキを使ってもいいですか。』
七海「ツキ…君の用心棒でしたか。
仕方ありません、状況があまりよくありません。
よろしくお願いしますよ、若海1級術師。」
『はい!!』
男の子「お姉ちゃん、アイツに勝てる?」
女の子「アイツね、女が好きなんだって。」
『大丈夫、私強いから!』
これは自分自身への暗示。
男の子「死なない?」
『…死なないよ。
だから、2人はこのお兄さんから離れちゃダメだよ。』
女の子「うん!」
この2人はもう、この村には居れない。
てか、私が居させない。
見てる感じ村全体が術に掛かっている。
だから、冷静な判断が出来ないのだろう。
『七海さん、一応脳に……』
七海「もうしてあります。」
仕事が早い!流石、七海さん。
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作者名:卵かけご飯 | 作成日時:2022年1月3日 22時