乙ゲーの世界に転生してモブイン逆ハーを目指してたらもう1人転生者がいました【歌い手】

布団。 ページ28

Aside



保健室について、ただいまベッドの中。


ぬくぬくしてて、なんかもう寝そう。



ちなみに、先生いなかったんで無断で休んでます。


今日は出張らしいよ。



やったね。



それはそうと、作戦練らなきゃ。



｢そもそもヒロインキャラってなんだろう…｣



ヒロインキャラについて、布団の中で考えること数分。



｢こんな感じかな…。

あっ、これも…｣



しばらく考えれば、ポンポンと出てくるようになった。


私は、起き上がってメモに書き出していくことにした。




．




｢ん〜…これもかな…｣



結構時間が経って、メモも沢山埋まった。


大まかなものを挙げると、


･萌え袖

･可愛い、綺麗

･天然

･悲劇のヒロイン

･清純

･親しみやすい


とか、そんな感じ。



今自分に実行できるのは、性格とか、口調だよね。


悲劇のヒロインはできないな。


そもそもそんなことできるほど知名度ないし。


できることに〇、できないことに✕をしていく。





すると、あらかたどんな事をするかが絞れてきた。



よっし、明日から本気出して、これを参考にヒロインになろう。





今日は部活休もうかなぁ…でも…



ゴロンと寝そべると、唐突に眠気がやってきた。


サボろうかな…






…いや、起きよう。



これまでに何回サボった？


多分かなりサボっている。



これで私一人留年とかなったら洒落にならない。



壁の時計を見ると、ゆるゆると教室まで歩けば、ぴったり昼休みが終わりそうな、丁度いい時間。



うん。行こう。





｢…頑張るぞ!!｣




ペチリと頬を叩いて保健室を出た。

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