【ONE PIECE】チートはないんですか！〜2〜

63話、疑い ページ13

ｻｯﾁ「？……先に戻ってるな」


『……はい、すみません。もうちょっといます』

はは、と笑う。
上手く笑えているだろうか。


甲板に一人になる。
まぁ、広いから一人みたいなだけで、見張りとかで何人かはいるんですけどね。



ﾏﾙｺ「なにを企んでるんだよい」


『あ、マルコさん』



『なにも企んでないですよ。私、頭よくないですし』



ﾏﾙｺ「海軍が出自のやつを信じられるわけがないだろう？」


『うーん、組織自体はそうなんですけどね。残念ながら海軍さんからは嫌われてるんですよね』


ﾏﾙｺ「信じられるか、と言っているんだよい。親父はなぜか気に入ってるが、一度島に寄るから船から降りてくれ」


『本当になにもしないですよ。なんなら味方です。立場上そんなこと言えませんが』

『私がずっと会いたかった人たちがここにはいるんです。あなたにだって会いたかった。2日ください、それで降りろと言うなら海の上でも降りましょう』


ﾏﾙｺ「なにかあってからじゃ遅い」


『えー、そんなに私のこと嫌いですか？結構ショックですよ……』


ﾏﾙｺ「……1日だ、明日で全員から信頼を得たら船に乗ってもいい。もちろん、俺も入ってるよい」



『言いましたからね！条件厳しいですけどokしてくれたので、ヒントをあげましょう！』



ﾏﾙｺ「？」



『……ここには家族じゃないのがいます』


『あ、これ飲食代と宿泊代です！』

マルコさんの手に何ベリーかは分かんないけど渡す。ここのお金あんま分かってないんだよな。


『私、自信あるんですよ！』

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