愛情18杯 ページ18
手を引かれてから数分、駅の近くまで来たと思ったらせんらさんは急に私の手を離してベンチに座った
せ「ごめんなぁ、急に連れ出して」
『あ、いえ!大丈夫です!』
せんらさんは自分の隣を手でポンポンと叩いて私を座るように促す
小声で失礼します…と言いながら座ったもののここからどうしろと。
せ「ああいう空気感、苦手だったやろ?」
実は自分も、とさっきみたいな作り笑顔じゃなくにぃっとかわいらしい笑顔を向けてくるせんらさん
……楽しいなぁ
やっぱりこういうふんわりしたのが好きなんだよ
合コン、来たのは正解だったかもしれない
このまま仲良くなって、家泊めてもらえば…!
これで坂田さんから──
坂「……A…ちゃん?」
『っ!?』ビクッ
体が固まるのが、心臓が冷えたのがわかる。
うそ、でしょ。
なんでこんなとこに
坂「……大学の友達…ねぇ?」
面白いものでも見つけたかのように伏せ目がちに私のことを見てくる坂田さん。
『っ、さか、たさ…』
やばいやばいやばい。
せ「坂田?」
……え?
坂「……?…あ!センラやん!!」
『……ぁ、』
────
───
──
坂「あ!!ほんならさ!うらさんとセンラにも紹介しよーや!!」
志「ええやん!!うらさんとセンラくん今近くにおるっぽいし迎えにいってくるわ!」
坂「あれ、センラは???なんでうらさんだけ??」
志「急に上司に呼び出されたとかで今日は来れないってさ」
────
───
──
『せん、ら………』
気にもしなかった。
同じ名前なのに、なんで気付かなかったんだ。
坂「近く来てたんなら連絡せぇやー!!」
セ「すまんー!断ったんやけど合コンってやつ、無理に連れてかれたんよ……」
ドクン、ドクンと心臓が破裂しそうな勢いでなってる。
坂「……合コン?」
探るような、怒っているような、冷たいような声が耳に入ってくる
セ「そういえば坂田とAちゃん、知り合いなん?」
話が逸れた途端にパッと表情が変わる坂田さん。
坂「んー、まぁちょっとなぁ」
その"ちょっと"には"ただの知り合い"ではないなにかが含まれてるから私の方を見るんでしょ、
怖い、逃げ出してしまいたい
坂「あ、そういやまーしぃの家にうらさんも来とるしさ、僕もこれから戻るとこやしどうせなら皆で泊まろーや!」
セ「あー?まぁええけど」
…………帰りが、2人きりじゃないだけマシか、
─────
お星様カラーが赤色に!!
ありがとうございます!
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年2月23日 23時) (レス) @page44 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - 夢女子S氏さん» わぁぁ、!!!ありがとうございます!!!! (2021年8月19日 12時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
夢女子S氏(プロフ) - 最高ですっっ!! (2021年8月17日 10時) (レス) id: 59c0caef7c (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - うささん» はじめましてー!!ありがとうございます!がんばります!!! (2021年5月28日 23時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
ひとしずく(プロフ) - leinさん» 初コメありがとうございますー!!!こたぬきさんを他の皆さんにときめかせることが出来て嬉しいです!!!!めっちゃありがとうございます!!(?)更新がんばります!!!! (2020年11月8日 14時) (レス) id: f9543978f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひとしずく x他1人 | 作成日時:2019年11月25日 19時