魔法の花【ツイステ】 (ページ13)

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story １３ページ13

ユウside

レオナさん？というケモ耳の方に引き寄せられたヴィトさん。
…うん。眼福。推しマジ尊い。

っと、そんなこと言っている場合じゃなくって…

ラギ「もー、やっぱりここにいた。レオナさん、今日は補修の日っスよ。てか、ヴィトを離して下さいっス。」

レオ「はぁ………うるせぇのが来た。元々ヴィトは昼寝に付き合わせるために呼んだんだから、話すわけねぇだろうが。」

ラギ「はぁ！？昼寝ぇ！？レオナさん、ただでさえダブってンスから。これ以上留年したら、来年は俺らと同級生っスよ？」

ヴィト「レオナさんと同級生とか死んでも嫌なんですけど…タメ口とか無理。」

レオ「あー、うるせぇな。キャンキャン言うんじゃねぇよ、ラギー。」

ラギ「オレだって言いたかないっス！
もー、やればできるのになんでやんないんスかぁ。」

ヴィト「わー、YDKだー」

ラギ「ヴィトは黙ってて下さいっス。

……って、その子。」

ラギーと呼ばれた人物は、私の存在に気づいたようで、じっとこちらを見てきた。

ラギ「あぁ！アンタ、噂の新入生っスね。ヴィトからも聞いたっスよ。

＿＿んで、レオナさんはこの子に何してるんスか？」

レオ「お前には関係ねぇだろ。……ちょっと気持ちよく昼寝してたらいきなり尻尾を踏まれたってだけだ。」

ヴィト「やっぱり！そんなとこだろうと思った！」

ラギ「うげ…れ、レオナさんの尻尾を…。
ほんと命知らずっスね…
あ、アンタも気をつけるっスよ。レオナさんは百獣の王なんスから。ｼｼｼｯ」

『ひゃ、百獣の王…？』

ヴィト「そうそう。気をつけることねーじゃあ、じゃね！」

ラギ「あ、補修に遅刻するっスよ。ほら、行くっスよ！！！」

レオ「うるせぇな…」

ラギ「アンタのせいじゃないっスか！！」

そう言って先輩たちは去っていった。

百獣の王って、ライオンのこと…？
言葉の意味がわからず首を傾げていた。

するとどこからかグリムの声が聞こえてきた。