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驚いたり泣きそうになったりしたけど、感情の収拾がつかないまま拉致(物理)された。
そして連れてこられたのは、
千「いつもの癖で2人分作っちゃったけど、これをもう一度繰り返しておかりんを呼べば解決ってこと？」
百「難しい計算解いたみたいな顔してやってることがただの四則演算なの、最高にチャーミングだよダーリン！！」
……いや、もうどこ連れて行かれても同じだなこの夫婦。千さんの家です(適当)
『あ、あの、お2人は今日打ち合わせのはずじゃ』
百「…んん？そんな予定ないよね、ユキ？」
千「だいぶキてるみたいだね、仕事の虫である君がスケジュールを間違えるなんて。」
『いやいやいや、』
絶対間違えてない、間違えるはずがないんだけど、
…と抗議をしようとしたものの、やめた。どうせ2人は聞くまい。
『…………』
「A、」
未だに気持ちがぐちゃぐちゃで、ソファの上に体育座りで俯いていたところに百さんの声がかかる。
百「オレたちのために、こんなになるまで悩んでくれてありがとう。」
思わず顔を上げると、2人は優しい顔で微笑んでいて。
……そんな、
『…そんなんじゃない、結局私は、何も作れてなくて、』
百「…ううん、」
『1番大事な時に、1番頭が働かなくて、うまくできなくて…
私は進んでるつもりでも、現場は何も進んでない。私が、ちゃんと…っ考えられないから、！』
百「ううん、違う。A違うよ。」
みっともなく涙を流す私の濡れた頬を、躊躇いもなく百さんが包む。
ぼやけた視界の中に、褪せない桃色の瞳が見えた。
百「これはね、ただのオレたちの我儘なんだ。」
千「正式にはモモだけの我儘ね。」
百「ダーリン嘘つかないで！逆！！ユキの我儘ってとこを美化してオレたちって言ってんのに何擦り付けてんのさ！！」
千「モモ、雰囲気ぶち壊しだよ。」
百「誰のせいだ！！」
すぐにいつものノリになる2人がなんだか今はすごく愛おしくて、泣いているのに笑いが込み上げてきた。
『っ、ふふ…低俗…』
百「すんごい可愛い顔で研ぎたてのナイフみたいな悪口言うじゃん何この子。」
千「本人に悪気が無さそうなのが余計にタチ悪いな、天くんと陸くん合わせて2で割ったみたい。」
ごめんなさい、でも嬉しかったんです。
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花(プロフ) - 誤って足を捻挫してしまいみんなからお姫様抱っこなどで運ばれる話が見たいです！！ (8月19日 1時) (
レス) id: d8a10710e4 (このIDを非表示/違反報告)
オユイ(プロフ) - 天との再会した時のストーリーが見てみたいです！ (8月6日 12時) (レス) id: 8adda02cfd (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - こんばんは。いつも楽しく拝見させて頂いております。他人(女)に兄離れしてないんですかぁー？等と嫌味をめっちゃ言われ、最後の最後には仲直りする…的なストーリーをお願いします。 (7月30日 0時) (レス) id: 246abc4994 (このIDを非表示/違反報告)
ナギ(プロフ) - 天の反応が気になるんですが！？ (6月25日 9時) (レス) id: a3ef488d3d (このIDを非表示/違反報告)
りいう。(プロフ) - 一作目から密かに拝見させてもらってます…貴方の作風のファンで、自分で小説を作るきっかけにもなりました。これからも応援しています、頑張ってください！ (6月18日 13時) (レス) @page17 id: 0584eb06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天野いろは
| 作成日時：2023年6月6日 1時
