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烏丸「それが今から来ると予想される近界民があいつの故郷の可能性があるらしくて」
林道「お、まじか。なら__｣
迅「京介！彼女から離れるな！」
烏丸「、迅さん…？」
迅「絶対だぞ！避難所とかに避難させるのが1番ダメだ。
あー…そうだな、こっち…いや、忍田さんがいる向こうの方がいいか…？レイジさんと小南たちを向かわせて…
よし、最悪本部に連れてこい！！」
支部長の声をさえぎって迅さんからの指示が聞こえてくる。
ブツブツと作戦を練りながらこちらに指示を出している当たり、いつもより追い詰められているようだ。
烏丸「烏丸了解。
こいつにはトリガー起動させといていいすか。一応トリオン兵来てるんで。」
林道「おう。Ｃ級なのに、って件は本部には俺が掛け合っとく。
まぁ緊急事態だ。本部側もくどくど文句は言わんだろ。
暴れて来い。」
そんな無責任なこと言っていいのかなぁ…？
でもまぁ、支部長から許可もらったし、私もトリガーを起動した。
「トリガーオン！」
佐鳥「え、あの子トリガーなんで起動したん？
Ｃ級でしょ？危なくない??」
時枝「とりまるが本部じゃなくて支部と通信とってたから、なんかわけアリなんじゃない？」
烏丸「、時枝」
とりまるはこちらを見て状況を把握しようとしている佐鳥さん、時枝さんの2人に声をかけた。
その後、数分程度で話を終え、こちらへ再度近寄り、言った。
烏丸「迅さんの声が聞こえていたと思うが、俺から離れるなよ。お前の実力は分かっているが、迅さんからの指示だ。」
「うん。
…もし、」
私の家族がこっちに来たら…？
とりまるの指示に頷き、そう言葉を続けようとしたが、やっぱり辞めた。
聞いてもきっと困らせてしまうからだ。
そんなわかりきったことを聞くのはそれこそ迷惑というものだろう。
烏丸「来たぞ！」
佐鳥「こちら嵐山隊、佐鳥。トリオン兵視認！」
穂刈「こちら荒船隊穂刈、半崎。同じく視認しました。」
門から出てくるトリオン兵を視認した隊員たちが、次々と報告を入れ、戦闘態勢に入る。
もちろん、私達もだ。
出水「京介！」
烏丸「！出水先輩、米屋先輩」
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作者名：四希 | 作成日時：2023年8月27日 21時
