検索窓
今日:2 hit、昨日:32 hit、合計:32,170 hit

6 ページ7

烏丸side

佐鳥「とりまる〜!教科書忘れた!!数1持ってない?!」


別役「とりまる〜!特に用はないけど、佐鳥に着いてきた!」



朝のSHRがおわってそうそう、俺の机の前に現れた佐鳥と太一。


その騒々しさに、かなり注目が集まっている。

烏丸「もう少し静かにしてくれ。あと、数1は持ってない。うちのクラスの予定黒板見ろ。」



佐鳥「え、とりまるお前、教科書全部持って帰る派?偉いね」


烏丸「佐鳥はなんで全部置いていく派なのに家に置いてきたんだ?」


別役「前回、教科書ないと出来ない宿題出されちゃって、それで持った帰ったの!」

佐鳥「そうなんだよね。佐鳥、珍しく頑張ったんだど、その宿題ごと忘れてきた!」


烏丸「いや、胸張って言えることじゃないだろ。たしか、F組、数1あるって言ってたぞ。小荒井辺りに聞いてみたらどうだ?」


佐鳥「お!まじ?でかしたとりまる〜!佐鳥のピンチは救われた!行ってく…あれ?あんな子いたっけ?」

よろこんでいたのもつかの間、話題は次から次へと変わっていく。
やれやれ…、と佐鳥の目線の先に俺も目を向ける。



そこには「とりまる…」と、もはや泣いてるのでは?という状態のAが扉から覗いていた。



2人に一言断りを入れて、急いで彼女の元へむかう。

烏丸「どうした、クラスは…」

「気持ち悪い。」

そう言いきったAのはきっと、このクラスからの視線も気持ち悪く思えているのだろう。




誰か、安心出来るやつが近くに居れば…

烏丸「そうか…。お前のクラスに、誰か安心出来そうなやつはいたか?」



「天羽くんって人。私に対してなんの感情も向けてこなかった。」


烏丸「あー、天羽か」



「でも、あんまり好きくない。みんなとは違うけど、あれは不思議すぎて怖かった。今朝の話の、、あの、たちかわさん?みたいな感じのひとだった。」




烏丸「ま、悪いやつじゃない。お前とも仲良くなれるはずだ。」



「…わかった。」

あいつは興味無い事は本当に興味を示さないからな。でも、Aは多分あいつのお眼鏡にも叶うはずだ。





だからこそ、「不思議すぎて怖かった」んだろう。




佐鳥「あれ?とりまる、その子この前入隊した子?」

別役「おー!かわいい!」



━━━━━━━━━━━━━━━

とりまる先輩side、もうちょっと続きます

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , 出水公平 , 烏丸京介   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:四希 | 作成日時:2022年1月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。