検索窓
今日:26 hit、昨日:32 hit、合計:32,194 hit

32 ページ34

手早く荷物をまとめて席を立つ。




「行こうか」と声をかけると、まだこわいのか、少し肩を揺らす。




烏丸「謝りに行くんだろ?ほら、行くぞ。」

「うー、、いく。」



ほら、と手を伸ばすと、自分の信念に反する恐怖を払い除け、俺の手を取る彼女。



その手はとても小さくて、少し力を入れたら折れてしまいそうな、そんなか弱さがあった。



「とりまる?いこ?」

ぼーっとしていたのか、声をかけられる。




烏丸「あぁ。



出水先輩のクラスは…4階か。
ここの廊下突き当たりの階段を登るぞ。」




「え、遠。」


烏丸「文句言うな。早くしないと先輩帰るぞ。」


「わー、だめ、早く行く。」


そうして彼女にとっての小走り、俺にとってのはやあるきで出水先輩のクラスへと向かった。





ドアを先に開けたのは秀次かと思いきや、昼間の転校生だった。



???
なんで?



後ろには京介が立っていて、よく見れば2人は手を繋いでいた。



なんだァ?



喧嘩売りに来たってか。
彼女は伏せた目を泳がせながら口をパクパクしていた。




誰かに用事か?

出水「あー、と、誰かに用事?」




目線を合わせるために膝をおったが、結局俺の
目線は京介に向かった。





けど京介は目を合わせてくるだけでなんにも言わなかった。こんにゃろう。



「い、いずみさんはいますか!!!」


「「!?」」


突然でかい声で話したから俺も米屋もびっくりして目を開く。あれ、もしかしてこの子、俺の顔覚えてなかったりする??




出水「えっと、出水って俺だけど…」



「ピャッ」

えぇー…




返事しただけで転校生は京介の後ろに隠れた。


俺は返事しただけだ!なんもしてない!だからそんな目で見るなよ槍バカ!!!




烏丸「ほら、言うんだろ?」




京介にそう言われ、おずおずと再度俺の前に出てくる。



言うって、何を…


「お昼、」



?昼?あぁ、あれか。


え、もしかしてなんか責任取れとかある?とりあえず昼飯奢るとかで勘弁…

33→←31



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
186人がお気に入り
設定タグ:ワールドトリガー , 出水公平 , 烏丸京介   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:四希 | 作成日時:2022年1月5日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。