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「諸事情あり、この辺りに引っ越してきました。
よろしくお願いします。」
自己紹介は苦手だ。
ひとからの「興味」「関心」「好奇」などなど、不快きまわりない目に晒される。
、気持ち悪い。
先生「彼女はボーダー隊員だそうです。
何かと不便があると思うので、みなさんでフォローしてあげてくださいね。」
その一言で、ぞわっとするような、ぬめぬめした感情がからだを走る。
先生「では、あなたの席は天羽くんの隣です。天羽くんは手を挙げて。」
先生の指示通りに手をあげた「天羽くん」は、なんだか不思議な人だった。
他の人とは違って、私になんの感情も向けてこない。
強いていえば、向こうも私を「不思議な人」扱いしてる感じが伝わってくる。
「えっ、と、よろしくお願いします。」
天羽「…よろしくね。」
ちらりと横目でそれだけ言って前を向く。
逆に隣じゃない人からの目線が刺さる。
まって、私、この中で生活するの?
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2022/01/23
文の訂正をしました。読まなくても大丈夫なくらいのちょっとした訂正です。
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作者名:四希 | 作成日時:2022年1月5日 23時