巴日和の妹ですが瀬名泉の妹です...？2

28_夢 ページ34

Aside

ずん、と体が大きくゆれ、落ちる感覚。

あぁ、私はﾀﾋぬのかな。



落ちた先で目を薄く開く。

A｢…う、ん…？｣


…あれ？お部屋だ。
あ、でも、いるはずのないジュンくんと茨がいるから、きっと夢なんだね。


A｢あれぇ？いばら？あ、ジュンくんもいる〜！

えへへ、夢でも、3人一緒なんだねえ。



いいひよ、り…。｣


私たちは同い年ということもあり、勉強会や遊びに行くなど、よく3人一緒にいた。最近はみんなそれぞれ忙しく、会う時間はめっきり減ってしまったが…


もっとお話したいのに、こういう時に限って夢は理想通りにいかなくて。2人はあっという間に霞の向こうへ行ってしまった。

だけど、何故だろう。
暖かい…。




.




.



.




.

目が覚めたのは、｢あつい｣と感じたから。
汗はそこまでかいていなかったものの、あつい。

なんでだろう？

いつもはこんなに……あれ？




起き上がって自分の周りを見ると、兄様やなぎ先輩、ジュンくんに茨くんもいた。

A｢あれ？夜起きた時、こんなに大人数いらしたっけ？｣


さらに周りをキョロキョロすると、


A｢…ここ、私の部屋じゃない。｣


そう、ここは客室だった。
きっと、夜寝ぼけた私が3人(なぎ先輩、ジュンくん、茨くん)の誰かの部屋に間違えて入ってしまったのだろう。


ああああ…申し訳ありません…。

と、とりあえず着替えてこよう。


私は布団から抜け出す。


乱｢ん…A？


あ、起きた？
おはよう。｣


A｢あ、なぎ先輩。おはようございます。



おこしてしまいましたか？申し訳ありません。｣



大切な睡眠時間を奪ってしまった…？

乱｢ううん。大丈夫。


ね、ちょっとだけ、お話ししない？｣


そして私は、なぎ先輩の膝の上に座るように言われた。

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