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同じことを考えているのは俺たちだけじゃなかったようで平日にも関わらず何部屋か埋まっているのを横目に見つつ、中でもランクが上の方の部屋を選ぶ。
彼女の手を引き部屋へと入ると綺麗で落ち着きがあり、ゆったりとしたスペースにはL字型のソファに広めのテーブル、大きな薄型テレビにアメニティも豊富に備えられている。


「とりあえず…服なんとかせんとな、この部屋洗濯乾燥機あるからシャワー浴びるときに洗っとこ」

『は、はい』

「…どしたん、緊張しとるん?」

『う…、だ、だって、こういうところ…初めてで…』

「は、初めてか…そか、俺またAちゃんの初めて貰っちゃった」


ぽつりぽつりと呟く彼女に思わず口元が緩むとそっとバスルームへと誘導する。
大きな白いバスタブにお湯を溜めていきながら洗面台に置いてある入浴剤に手を伸ばして彼女へと差し出す。


「ほい、好きなん選んでええよ」

『わ…色々ある…』

「ここめっちゃアメニティ豊富、しかもいいとこのやつばっかり」

『…ふーん』

「…ん?どした」

『…別に、なんでもないです』


なんでもない、と言いつつ俯き気味に呟く彼女に首を傾げ差し出された入浴剤を入れてお湯を止める。
張り付くシャツを脱ぐと俯く彼女の頬に手を添えて顔を上げさせる。


「ね、一緒に入っちゃお」

『…ん、うん』

「んは、恥ずかしいなら照明暗めにしよか」


ぽんっと頭に手を乗せそのままするりと撫でる様に滑らせていくと羽織らせていたアウターから脱がせていく。
ぴくりと微かに反応するも拒む様子のない彼女に、そのままゆっくりと服を脱がせていく。


「ん?あと自分で脱ぐ?あは、分かった、後ろ向いてる」


彼女に背を向け残りも脱いでしまうと、彼女のもまとめて洗濯乾燥機に放り込み、バスルーム内の照明を暗めにすると彼女の手を取り一緒にバスタブへと体を沈める。
後ろから抱き締めると入浴剤の香りとお風呂の温かさも相まってリラックスするようにこちらに体を預けてくれる彼女の顔を覗き込む。

〇→←溢れる愛



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aKa(プロフ) - サイコロパンさん» いつもコメントありがとうございます!うちのfwくんの言い回しはまさしくその通りで純粋且つ黒い感情が入り混じっていれば、と思って動かしています。気付いて大好きと言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます!これからもまったりと更新していきます! (2022年8月8日 22時) (レス) id: 7ba2c9d64a (このIDを非表示/違反報告)
サイコロパン(プロフ) - 何度もコメント失礼致します。いつも素敵なお話をありがとうございます。度々出てくるfwくんの「ずっと一緒」というフレーズが、純粋な気持ちと不穏さ厄介さがいい感じに滲み出てて大好きです!更新を楽しみにしつつ、これからも応援しております。 (2022年8月6日 1時) (レス) id: 03716361f5 (このIDを非表示/違反報告)
aKa(プロフ) - サイコロパンさん» ありがとうございます!皆様からの評価やコメント等々でまた続編が書けました!これからもホス姫をよろしくお願いいたします! (2022年5月26日 23時) (レス) id: 7ba2c9d64a (このIDを非表示/違反報告)
サイコロパン(プロフ) - 続編おめでとうございます!そしてありがとうございます。これからもホス姫てぇてぇしながら応援しております! (2022年5月24日 22時) (レス) @page3 id: bb0450953c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aKa | 作成日時:2022年5月23日 23時

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