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入学式は無事に終わり、私が憧れた
同じ新入生の人が、教室を出て帰ろうと歩いていく
その真逆の方向に、私は歩いていく
私がこの、月詠学園の受験を受けた理由
一目見て、憧れた。
それも、もちろんあります。
でも憧れて、調べているうちに、
もっともっと、ここの学園の美しさに引き込まれて
そして、存在をしってしまった。
月詠学園にある、特別寮という選ばれた者だけが入寮出来るという名前の通り特別な寮。
今日配られたプリントにその寮のことがのっていました
明日のホームルームでその選ばれた1人が知らされるらしいです。
見てみたくて。
その、特別寮を。
ひと目でいいから。
そう思って、私は校舎の後ろにあるこの、桜の木の道を歩いていく
すぐに見えた、立派な建物。
それは私の想像を遥かに超えて、素敵で。
私は1本の大きな桜の木の影に隠れてその寮を見上げました
「なにかご用かな？新入生さん」
『…っあ』
「ふふ、初めまして」
ぼーっとしていた。
私、本当に月詠学園の生徒になれたんだって思うと嬉しいという気持ちが胸いっぱいに溢れてくる。
そんな気持ちに溺れていて、
いつの間にか、後ろに人が立っていたことに気づかなかった
『す、すみません…！寮生でもないのに…』
「いいの。気にしないで？」
優しく微笑みかけてくれる女の人
制服の胸元のポケットには、銀色のピンが輝いていた
…特別寮生の、証
特別寮の、方なんだ
あ、でもそれはそうですよね
ここ、特別寮だし…来るのは当たり前で…
「君は、なんでここにいたの？」
少し考える素振りをしてから私に質問をした
『…えっ、と』
正直に言っていいよね…？
『わ、私、月詠学園に…特別、寮に憧れて
こ、ここの生徒に慣れたことが嬉しくて…
ひと目でも、この…と、特別寮を見てみたくて…！』
喋るのは得意じゃないけど、それなりに。
私なりに必死になって思いを伝えた
すると、女の人は目を見開いた
でもすぐに笑顔になって。
「うんうん、そっかぁ。
君、名前はなんて言うの？」
『も、申し遅れました…っ
私、水野 Aと言います』
「Aちゃんかぁ…うん、いい名前！
覚えておくね。私は＿」
女の人がそこまで言いかけたとき、
少し違うチャイム音が鳴り響いた。
…帰りの、チャイム…？
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香鈴 - ふぅかさん» 更新頑張ってください！いつも楽しみにしてます！ (2016年3月1日 22時) (
レス) id: fe439e06b4 (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - 待っていてくださった方、ありがとうございます。お待たせいたしました。これからは今回のようなことがないように私自信も書くことを楽しみながら頑張っていこうと思います。どうか、これからもよろしくお願いします！ (2016年3月1日 6時) (レス) id: e57244555d (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - こっぺぱんさん» 不器用な夢主ちゃんの成長の物語…！！そういう雰囲気が出せてるなら良かったです！思った展開とは違ったでしょうか…？この後も是非楽しんでいってください！頑張ります！ (2016年2月1日 20時) (レス) id: e57244555d (このIDを非表示/違反報告)
こっぺぱん - 主人公ちゃんの不器用な感じが可愛いなってすごく思います(＊´ｖ｀)そのとき のあと気になるっ!!面白い作品ありがとうございます(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘ (2016年1月30日 13時) (レス) id: 1e7816bd0b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅか(プロフ) - こっぺぱんさん» わああありがとうございます！！そういう風にかけてますか！？良かったです！ご期待に応えれるよう頑張りますー！ (2016年1月29日 17時) (レス) id: e57244555d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぅか | 作成日時：2016年1月16日 22時
