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リヴァイside
ーーーーー医務室
「今は命に別状はないけど、あと少し遅かったら出血多量で死んでたよ」
ハンジは大量の汗をかいていた
ベッドで寝こけている奴のためにここまで頑張ってくれたらしい
「すまない」
「別にリヴァイが謝る事じゃないでしょ...」
Aが動けないと思って1人にした自分にも責任はあった
「....だが、」
「Aが今生きていることが大切なんだ。リヴァイが助けるのが一歩でも遅かったらAは死んでたよ。助けてくれてありがとう」
「・・・」
ハンジが何故自分に礼を言うのかが分からなかった
「Aを助けることができるのはリヴァイだけだ」
「だが、あいつは俺に隠したぞ」
壁外であったこと
自分の心の負傷でさえ
「隠したい理由があったら....じゃないの？」
「そりゃ....一体どんな理由だ」
「リヴァイだって自分にあった辛い出来事は私達に言わないじゃん」
「・・・」
「それはどうして？」
「言ったって、仕方ねぇからだろ...」
それを他人に言ったところで、共有させたところで、相手を同じ苦痛に取り込むだけだ
「Aもそう思ったんじゃないの？」
まぁ、それに耐え切れなかったからこんな事になってしまったのだろうけど、とハンジは言葉を足した
「....だが」
「例えば、大切な人を危険に晒したくなかったとか」
「あ？」
「いや、例えばだって。私にAの気持ちは分からない。君がAの気持ちをわからない様にね」
「・・・」
「そろそろエルヴィンが来る頃だろう。来たら2人でAを君の部屋まで運んでくれ。予め必要なものは私が持って行っておく」
「あぁ」
「私は着替えたいし休みたいからこれで失礼するよ」
「悪いな」
「Aは乗り越える方法を知らないだけだ」
ハンジはそう言い残して医務室を出て行った
ハンジには本当に悪いと思った
ハンジは今回の壁外調査で班員を1人失っている
それでもそんな素振りは全く見せない
幾度と無く死者を見届ける事に慣れてしまった
なんてそんな事はない
ただ、消化する術を身に付けただけのことだ
自分もそうだった
Aは一介の調査兵とは違う死に能ってしまった
人間の醜さ、恨み
そんな奴を救えるのは同じ死を知る自分しかいない
結論にたどり着いた瞬間、ノックと共に扉の開く音が聞こえた
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シャア - 早く投稿してください！楽しみなんです！ (2017年5月5日 20時) (
レス) id: 26619773d6 (このIDを非表示/違反報告)
memoire(プロフ) - ジャンさん» いつもコメント下さりありがとうございます！ジャンさんのコメントに常々勇気づけられています。伝わり辛い文章ですが、これからもよろしくお願いします。 (2017年1月27日 1時) (レス) id: 2051205241 (このIDを非表示/違反報告)
ジャン(プロフ) - いいね！面白そ！頑張れ！ (2017年1月26日 15時) (レス) id: 565abb759a (このIDを非表示/違反報告)
瑠歌(プロフ) - memoireさん» はい！覚えてくださっていて嬉しいです！受験……ｶﾞﾝﾊﾞﾘﾏｽ (2016年11月3日 19時) (レス) id: be15051a72 (このIDを非表示/違反報告)
memoire(プロフ) - 瑠歌さん» 穂乃花さんですよね！お久しぶりです(*^_^*)。穂乃花さんも受験頑張って下さい。受験経験者としては睡眠時間を確保することと、様々な場所で学習することをおすすめします。ちなみに私は家、学校、図書館等をローテーションしてました。 (2016年11月1日 22時) (レス) id: 2051205241 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：memoire | 作者ホームページ：http://memoire/blanc
作成日時：2016年4月9日 23時
