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めずらしく咲も私もプレゼンの訂正や急なサンプルの手配などが重なって、気付いたら21時を回っていた。
藤ヶ谷さんはあれから仕事を済ませて取引先へ向かったまま帰ってこない。
「A、まだかかりそう？？」
「うんもうちょっとで終わるんだけど、、
キリがいいとこまでやってく」
「わかった。
あんまり遅くならないようにね！
藤ヶ谷さんの話は明日のお昼にでも聞くから！」
「ありがと！気をつけて帰ってね！」
よーし、あと30分で帰るぞ、
気合いを入れたところに電話が鳴った。
こんな遅い時間に会社の電話が鳴るなんてめずらしい、と思いながらとりあえず電話に出てみる。
「ありがとうございます、トータルリビン、「佐藤？！」
会社名を言い終わらないうちに、聞けると思っていなかった声が重なった。
「えっ！あっ！藤ヶ谷、、、さんですか？」
「よかった！もう全員帰ったかと思って、、
つーかもしかして佐藤が遅いのって俺のせい？」
いつもとは少し違った電話越しの声に緊張していると、藤ヶ谷さんが申し訳なさそうに話を続ける。
「俺が昼間連れ出したからだよなー、ごめん。。」
「違いますよ！！
夕方過ぎて色々あってバタバタして、
こんな時間になっちゃって、、
藤ヶ谷さんのせいじゃ絶対ないですっっ！！」
「ほんとに？
佐藤は迷惑って思っても言ってくれなさそうだもんなー、、」
「なっ！迷惑だなんて、、！」
よっぽど私の声が必死だったのか、藤ヶ谷さんの堪え切れない笑い声が聞こえてくる。
「だといいんだけど。
あっ、てか電話したのはさ、
急遽金曜の打合せが明日の朝一になっちゃって。
ただでさえ遅い時間にほんと申し訳ないんだけど、
横峯邸のプレゼン出しといてもらえないかな？」
「わかりました！修正箇所とかありますか？」
「大丈夫！そのまま打ち出してもらえれば。
ほんと、頼みごとばっかりでごめんな」
「いえいえ！全然大丈夫です！！」
「ほんとはこのままご飯いく？って
言いたいとこなんだけど、、、
まだもう少しかかりそうでさ。
昼のバタバタも含めて今度お礼するから。
仕事頼んどいて何だけど佐藤も早く帰れよ」
「はい、ありがとうございます！」
お疲れ様、と声が聞こえてかけてきた時と同じように唐突に電話は切れた。
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usaneko(プロフ) - コメント失礼します！とても面白く読んでてとても楽しいです無理なされないようお気をつけ下さい(>_<;)お話楽しみにしております(´ω｀) (2017年8月8日 1時) (
レス) id: 9081f3652d (このIDを非表示/違反報告)
ゆえ(プロフ) - 歩美さん» コメントありがとうございます！これからまた頑張りますのでよろしくお願いします(>_<) (2016年7月16日 12時) (レス) id: a3dfe6870d (このIDを非表示/違反報告)
歩美(プロフ) - おはようございます。多分初コメです！こちらの作品最近おやすみされてるみたいだったので、更新お待ちしてまぁす！と思い、コメ致しました。マイペース更新で大丈夫なので、続き楽しみに待ってまぁーす♪ (2016年6月28日 8時) (レス) id: dbfdaf4be9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆえ(プロフ) - カエルさん» ありがとございます！少しずつでも更新できるように頑張っていきます！これからも応援していただけると嬉しいです！ (2016年4月20日 21時) (レス) id: a3dfe6870d (このIDを非表示/違反報告)
カエル(プロフ) - 無理せずに頑張ってください！地震が起きてる中で、あんな風に思ってくれる、なんて言えばいいのかわかりませんが、嬉しいとゆえさんと同じ九州地方住みの人が見たら嬉しいと思います。応援してます。 (2016年4月19日 15時) (レス) id: 7e66d37683 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆえ | 作成日時：2016年3月5日 18時
