【進撃の巨人】自由を目指して (ページ9)

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理想ページ9

Aside

KS「お前は巨人を殺す才能がある」

『ありがとうございます』

KS「だが、才能のある貴様を2年間もここには置いておく事は実に勿体ない」

『…私は開拓地に行けということですか』

KS「その逆だ」

その逆…逆ってなんだ…

KS「明日から立体機動装置を使った訓練を行うんだが一週間後にエルヴィン団長、リヴァイ兵士長が起こしになる」

凄い…団長に兵士長が来る…

しかも、リヴァイ兵士長は確か最強の兵士だ

何故訓練が始まって日が経ってないのに来るのだろうか

KS「エルヴィン団長の耳に貴様はの噂が流れたからだろう。どうやら貴様を今からでも調査兵団に入団させたいようだ」

え…なんで、これって私の実力でこんな話になってるの…？

KS「どうしたアデライン、調査兵団になりたくないのか」

『いえ…ただ、これは私の実力で得た話なのかと少々疑問に思い…』

こんなの嬉しい話のはずなのに、今の私の顔はきっと…お姉ちゃんを助けることが出来なかった絶望の時の表情だ

KS「明日のエルヴィン団長の話で全てが変わるだろう。何を選ぶにしてもアデライン、貴様の運命だ」

『はっ！』

KS「今日はこの報告がしたかったのだ。
以上、寮に戻れ」

『失礼しました』

私は静かにドアを開け、お辞儀をし、教官の部屋から出た

EY「A～！遅かったな
早く広間行って飯食おうぜ！」

エレン達、待っててくれたんだ

『ただいま～。そうだね』

MA「おかえりなさい」

AA「何話してたの？」

『取り敢えず大広間に行って食事を取ろう
食べる時に話すね』

EY「で、どんな話してたんだ」

教官には他言無用とは言われてないし大丈夫だよね

『実は…
一週間後エルヴィン団長とリヴァイ兵士長が私達の訓練の様子を見る為にここに来るらしい』

EY「マジか…！」

AA「リヴァイ兵士長って、あの最強の兵士じゃん！」

MA「でもそれとAにはどんな関係があるの」

『それが、どうやら私の訓練での様子が団長の耳に入ったらしく、すぐにでも私を調査兵団に勧誘したいみたいで』

EY「すげぇじゃねぇかA！」

AA「確かに、Aの訓練の様子は凄く落ち着いてるのに隙がないし、何より誰よりも上手いもんね」

『でも分からない。教官には何を選ぶにしてもお前の運命だと言われて行けとも残れとも言われなかった』

EY「そりゃそうだろ。
お前の道だからな」

『だよね…』

AA「自分の後悔しない選択を選んだ方が良い」

MA「うん」

『ありがとう』

いつの間にか私の晩御飯はサシャに食べられたことにより無くなってしまった