【進撃の巨人】自由を目指して (ページ6)

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仲間ページ6

Aside

EY「そうなのか！お前みたいなの見たことないぞ？」

『私はシガンシナ区の開閉扉のすぐ近くに住んでた
君達は少し内側に住んでたんじゃない？』

MA「そんなに壁の近くにはいなかった」

『なら、見かけるはずないね。仕方ない』

AA「Aはどうして訓練兵になったの？
志望してるのは調査兵団？憲兵団？それとも駐屯兵団？」

『調査兵団だよ』

EY「Aも調査兵団か！俺も調査兵団志望してんだよ！」

『…そっか』

エレン、目が輝いてる
希望を持って志望してるのかな？

AA「どうして調査兵団に入ろうと思ってるの？」

『…聞きたい？』

AA「無理なら全然話さなくても大丈夫だよ！」

アルミンは優しいな

『…大丈夫。話すよ
私は幼い頃＿＿

母は病気で死んで、物心着いた時にはお父さんと
2人暮らしだった

お父さんはよく働きに出る人で、私はお姉ちゃんと
一緒にいることが多かった

でも血の繋がった姉じゃなくて、近所に住む明るくて
優しくて強いお姉ちゃんだった

毎日幸せだった＿＿＿それなのに、
あの巨人が現れた日に全てが壊れた

影が区を覆い、人々を恐怖で狂わせ、壁を破壊した

その時もお姉ちゃんが手を繋いで私を守ってくれた

…アイツが壁に穴を開けた時、その瓦礫や岩が私達の
所へ飛んできたんだ

お姉ちゃんと私はその下敷きになった

けどお姉ちゃんが私を庇ってくれて私だけ無傷だった

10歳だった私にも「お姉ちゃんは歩けることも出来ない」と分かるくらい血だらけだった

お父さんが来て、私は瓦礫から出されたけど、
お姉ちゃんは私に「先に行って」と自分を置いていく
よう言ってて…

そんなの嫌で嫌で、必死に一緒に逃げようとしたんだ

でも数体の巨人が壁内に入り、お父さんはお姉ちゃん
を置いて逃げることを選んで私達は助かった

それからお姉ちゃんは帰って来なかった

その時察したんだ…「お姉ちゃんは死んだ」って

そう理解し始めた途端、怒りと憎しみが込み上げてきたんだ

その時から「調査兵団に入って巨人を全て倒す」って
誓ったんだ

これが私の理由かな』

私の話が長すぎたのか、話し終わった頃には寮に着いていた

「……」

『ご、ごめん、重かったよね…ｱﾊﾊ、話すのやめとけばよかったね』苦笑

AA「そんな事ないよ」

『え？』

EY「…俺達と似たような経験してるんだなって思って」

『エレン達も…？』

MA「…私達はあの日、母さんが巨人に食べられるのを目の前で見たの」

『…そうだったんだ』